「Prelude」はアルバム「Saga」のオープニングを飾る曲です。「Dance of Wrath」で幕を開けるファースト・アルバムは重々しい、文字通り「ダーク」な楽曲が中心を占めていましたが、「Unleash your inner hero(心のヒーローを解放せよ」)」というキャッチコピーにあるように、リスナーの皆さんご自身がヒーローになった気分で作品の闘志あふれる世界観に没頭してもらえるように、このセカンド・アルバムではもっと高揚感のある要素やフックを盛り込みたいと考えていました。
伝統的なファンファーレ音楽や国歌などで聞かれるように、(オーケストラ)音楽を「闘志あふれる」とか「気分を奮い立たせる」ものにするには、ブラス/ホーン(管楽器)をフィーチャーするのが常識となっています。しかしながら、私はこの曲に関しては管楽器を使用せず、主にストリングス(弦楽器)を採用することにしました。次に来る「Avalon」が全面的なブラス・サウンドと力強いエレクトロニック・ビートで構成されているファンファーレ的な楽曲なので、二つの曲のコントラストを明確につけておきたかったからです。そのジャッジがうまく作用して、「Saga」のストーリーがドラマティックに展開していくように感じ取って頂けたとしたら嬉しいです。
下記にこの曲を説明した幾つかのレビューを紹介します。音楽と共に楽しみ下さい。
「この壮大なアルバムはオペラ的な楽曲『Prelude』で始まる。開始後直ちに、エネルギッシュなストリングスとエレクトロニック・ビートの多層構造を持ったシンフォニックな高揚感を持って、ドラマティックなメインパートへと飛び込んでいく。オーケストラ楽器による装飾は張りつめた雰囲気を醸し出し、シンフォニーの満ち引きを伴って、オーディエンスは恍惚に浸り、魅了されることだろう。」
「『Saga』の冒頭を飾る、高揚感のあるトラック『Prelude』は、次の曲『Avalon』の魔法の帝国を発見するための導線となっているかのようだ。」
「冒頭の曲『Prelude』は、アクション映画で使われそうな楽曲だ。イントロは、犯人があなたの二歩背後にいるかのような雰囲気を持つ。そして激しいペースを持って曲のクライマックスへとなだれ込む。これはカッコいい。」
BPM: 150
Keywords: モダン・クラシカル、コンテンポラリー、ドラマティック、エピック、ヒロイック、希望的な、オーケストラ、トゥッティ、アップリフティング、マーチング・ドラム
Composed and produced by Tatsuya Oe
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