聖歌隊のサウンドと力強いエレクトロニックビートをフィーチャーした、壮大でドラマティックなオーケストラ・エレクトロニック楽曲です。組曲のように4つのパートから構成されています。
BPM: 135
このトラックのキーワード: 世紀末的な、聖歌隊、クワイア、地獄のような、ゴシック、テンション、扇情的な、シネマティック、テンションの高い、スリリング、インパクトのある、テンポが変わる、インダストリアル
– バックストーリー –
最新アルバム「Saga」に収録されている「Inferno Suite」は、複数の短い音楽ドラマのシーケンスで構成される、「組曲」として作曲されました。私がこの曲のラフなアイデアを思い付いたのは、「Saga」プロジェクトに取り掛かるずっと前だったのですが、各パートの構造をより強固にして、合わせて一つのテーマを持った楽曲、すなわち「ストーリー」に仕上げるまでには多くの時間を必要としました。この楽曲の中でストーリーがどのように展開していくかを楽しみながら聴いて頂けると嬉しいです。
ちなみに、この曲のタイトルから多くの方は、私がダンテ・アリギエーリの「神曲」の一部「インフェルノ(地獄篇)」(もしくはダンテの影響を受けたダン・ブラウンの「インフェルノ」)にインスパイアされたのだろうと考えたかも知れません。しかしながら、少し奇妙に聞こえるかも知れませんが、私がこのインフェルノという言葉を聞いて最初に思い浮かべるのは、そのどちらでもなくて、1974年のパニック映画「タワーリング・インフェルノ」と、1977年に一世を風靡した映画「サタデーナイトフィーバー」でフィーチャーされたザ・トランプスのディスコヒット「ディスコ・インフェルノ」なのです(「Inferno Suite」が音楽的に影響を受けたという意味ではありません)。どちらも子供の頃の自分にとって強烈な印象を与えた、70年代のアメリカン・カルチャーを体現する作品でした。私がダンテの「神曲」の存在を知ったのはそれからずっと後のことです。
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