会社の決算も無事終わり、ホッと一息といきたいところですが、最早全然関係ないですね…。一体何をやっているのかはもう少ししたら御披露出来るかと思います。僕の場合、殆どの制作作業を一人で行っているので、アルバム1枚作るのにも1000~1500時間位の時間を要しますが、今回のプロジェクト(音楽制作自体ではありません)に費やしたエネルギーと時間はこれまでの作業とは比較にならないです。だからといって何か報われようとか認めてもらおうなんて下心は更々ないし、仕事というのはそういう浅はかな見返りや期待のためにやるものではない。そんな心境にたどり着きつつある今日この頃です。
今日はここ最近出会った本や音楽を紹介しましょう。解説をつけると長くなるので、とりあえず”触れる価値はあるもの”ということで、工業デザイナー奥山清行さんの「フェラーリと鉄瓶―一本の線から生まれる「価値あるものづくり」」、タイポデザインのトレンドをざっと把握できる「ニュートレンド・タイポグラフィ」、そしてTwelvesによる”I’m Not Gonna Teach Your Boyfriend How to Dance” リミックス(下)が秀逸だった、Bernard Butler(元Suede)がプロデュースした泣きメロロック満載のBlack Kids “Partie Traumatic“。
あと、偉大な故人を偲ぶ意味で、以前何度か紹介した「イブ・サンローラン―喝采と孤独の間で」とロッキー青木(青木廣彰)著「人生死ぬまで挑戦だ」も紹介しておきます。特に後者は古本屋を探してでも読む価値が十分あるでしょう。
と久々に色々紹介はしてみたものの、本よりも何よりも学べることが最も多いのは、今向かっている仕事なり取り巻く現実/現場自身からだと思います。