昨晩CFPJに遊びに来て頂いた方、本当にありがとうございました。皆さんに楽しんで頂いたようで僕もとても嬉しく、また充実した時間を過ごさせて頂きました。ああいう至福の瞬間は音楽だけでは決して作れないもので、その場にいる人達のヴァイブ、そしてオーガナイザーの思いなど全ての要素が良い形で結実してこそ可能なのだと思っています。皆さんの笑顔を見て、きっとパーティーの神様が「これならよし!」と降りてきてくれたのでしょう(^-^)。そんな救われた一日でした。
このところ、新曲の制作と並行して過去の作品の見直しを行っています。今日お聞かせする “Original Sin” は “Songs of the Siren” に収録されていた曲ですが、今回大幅にレコーディングとリ・アレンジ、ミックスダウンをし直しました。録り直しをしたギター、ベース、ビートなどの要素はもちろん、ヴォーカルなどの既存素材も今回入念にチェックしたので、2011年に聴いて遜色のない、ナチュラルに迫力のあるサウンドになっていると思います。
2000年当時はまだ Big Beat と呼ばれるダンスミュージックが世界的に流行していたので、「ダンスのフォーマットに則っているかどうか天秤にかける」という風潮もあったかと思いますが、その後トレンドも淘汰、音楽・メディア業界も大きく勢力図が変化して、今は限りなくバンドサウンドに近いエレクロニック・ミュージックも、特にアメリカ辺りでは「Rocktronica(ロックトロニカ)」や「Hybrid(ハイブリッド)」、「Epic Music(エピック・ミュージック)」の一種と大きく捉えられる時代になりました。レコードショップのどこの棚に入るかという、決して不毛ではないがアーティストとしては厄介な議論も後退した現在、よりフラットな形でこの音楽を楽しんでもらえるのではないかなと思っています。
ところで、先日News でお伝えしたように、7月11日発売の”Versions 2011″ の試聴サンプル4曲を Reverbnation のCFページにアップしました。尺は短めではありますが、発売日までお楽しみ頂けると幸いです。