今日は締切やら何やらで書き込む時間がなさそうですが、形跡だけは残しておこうと思って…。もし時間が見つかったら昼間にでも更新しますので、よろしくお願いします!
(6時間後)
ひとまず今聴いているCDは…。Jimmy Ross “First True Love Affair“。お薦めする本はニッコロ・マキャヴェッリ「君主論」。前者はディスコ・レーベルUnidiscの中でも特に好きな一枚ですが、’81年のNYサウンドらしい、という説明は間違いで、実はバックは全員イタリア人のミラノ録音です。12インチ盤共々学生の頃から愛聴している一枚ですが、’90s以降との接点で言えば、DJ Tonka の曲で知らない間に彼の音楽に馴染んでいる方もいるかも知れませんね。御大ラリー・レヴァンがExtended Mixを手がけたことでも有名です。
で、イタリアつながりという訳でもJimmy Ross がヒゲの君主顔な訳でもないのですが(笑)、たまたま松岡正剛さんの解説を読んだので、マキャヴェッリの著書を紹介したくなりました。
僕が度々目を通すのは塩野七生さんの「語録」の方ですが、まずオリジナルを読まれた方が理解が深まるかと思います。マキャヴェッリズムに関しては悪人、独裁者の如き解釈を表層的にされることが多いですが、そんな紋切り型な見方で終わらせるには勿体ないですね。少なくとも恐怖政治を礼賛推奨もしくは手段化するようなものではなく、ある種厳格な「オヤジ論」「親方(おやかた)論」の様に映ります。自分にとっては、「覚悟」や「腹を据える」という事についての様々な示唆を集めた、非常に強いストイシズムを感じる一冊です。
「覚悟(readiness)」というのは、僕が好きな言葉の一つです。汗臭い&青臭いニュアンスじゃなくてね(笑)。