「迷わない仕事は良い仕事」、この4,5年そんな事をますます感じます。「ジャッジ」と「レスポンス」、「アクション」は早いに越した事がないと、せっかちな性分がさらにせっかちになる自分に気付きつつ…。
昨日AdNaNのインタビューを Sunshine Archives にアップしました。彼の初インタビューを楽しんで頂けたでしょうか?僕の方も雑誌、ウェブなどで現在取材・出演をさせて頂いていますので、解禁になったものからお知らせしていきますね。
というわけで、今日は音楽制作に焦点を当てたウェブ“MusicMaster.Jp”のインタビューをご紹介します。僕は普段あまり音楽制作のプロセスや使っている機材などについて話すことがないので、結構貴重なインタビューになったのではないかと思います。音楽制作をしている方は特にチェックしてみて下さい。
今回のレコーディングは上にも書いたAdNaNとMeri Neeser の二人のヴォーカリストが参加してくれましたが、その他のプロダクションはいつも通り僕単独で仕上げています。
作詞、作曲から各パートのレコーディング、トラック制作、ミックスダウン、そしてマスタリングまで一人で行うのはもう慣れっこではありますが、前作からはプロダクトの制作、プロモーションも自分が指揮を取りつつ少人数チームで同時進行でこなしているので、制作のクオリティをキープする&上げると同時に、「ジャッジ」と「レスポンス」、「アクション」をスピーディに行う事がとても大事になってきています。というより、ジャッジの早さとスキル、そしてクオリティは比例することがますます分かってきました。そして、その辺りが掴めるほど、これまでとは違った角度で仕事が楽しくなってきています。単独仕事の醍醐味はこの10年間とことん追求しましたが(笑)、今はチームで仕事をする時の各人のワークバランスを考える機会がぐっと増えて、まだ「経営」とまでは言えないにしても、マネジメントをしっかり行うことの大事さを噛みしめるようになった今日この頃です。
最近さらに強く思うようになったのは「迷わない仕事は良い仕事」ということですね。もちろん迷いに迷い、悩みに悩んで良いものが生まれることも創作においてはあるでしょうが、それだと次の皆既日食にも間に合わない可能性もあります(笑)。リスナーの方々とコミュニケーションを行うチャンスを失わないこと、しかしそれを急ぐあまりに、制作物のクオリティが乱れたり活動にムラ・ブレを起こさないこと。その辺りのバランスを取っていくことの大事さをここ4,5年一層感じている次第です。
最後にニュースですが、”Sunshine” 収録の “Weekend (kissing, touching, tasting, loving)” があるFMラジオ局の8月のマンスリーローテーションに決定しました!これは詳細また追ってご報告しますね、本当に嬉しく思います。