20年振りに聴いたレコードに小躍りしつつ、制作に励む今日この頃です。「3つ子の魂百まで」ではないけれど、若い頃に好きになった音楽は一生好きなままなのでしょうね。
このところ作曲に集中しています。昨年はClub Model Electronic の準備に殆どを費やしていて、その後もプログラムの修正や追加に追われていたので、リミックスその他の依頼作業の時ぐらいしか音楽制作に頭を切り替える事が出来ませんでした。今も更新作業やその他会社周りの業務が常に舞い込んでは来ますが、国内外の仲間との共同制作のプランが見えてきたので、上手く時間をやり繰りして次のステップに進みたいと思っています。
そういえば家にあるレコードを聴くのもかなり久々なんですね(^-^;)。12インチや新譜はチェックするように心がけてはいるものの、自分の部屋の棚からレア盤を掘り出して聴くという作業は殆どしていませんでした。時間を置いて聴くと、聴きなれた曲でもアレンジに発見があったりで楽しいものです。って、10年以上振りに聴いたものも沢山あるので当然ですね(笑)。
今日はその中でも20年振りに棚から引っ張り出して聴いた2枚を紹介します。Thomas Coke Escovedo “Disco Fantasy” とCindy Rodriguez “What You Need Is My Love”。どちらも’77年辺りの作品だったと思いますが、特に後者は大学時代に友達から借りたレコードに収録されていた曲で、頻繁にターンテーブルに載っていました。最近は発掘されてCDコンピでも入手できるみたいですが(下の“Cocktail Disco”に収録)、当時はこの時代のディスコやラテンを好きこのんで聴いている人はあまりおらず、ファンクという言葉もまだあまり浸透していなかった記憶があります。ファンクという言葉を口にすると大抵「えっ、パンク?」と聞き返された、そんな時代でした。Escovedoの方は、彼の作品の中では“Comin’ At Ya”(下)などの方が有名で、このアルバムはあまり重要視されていないのですが、白スーツ&開襟シャツに身を固めた彼の出で立ちが、どことなくジョニーデップの映画「ブロウ」を髣髴させて印象的です。
話は変わり、PLAYMODELによる”Hey Boy, Hey Girl”の2つのリミックスのリリースは来週の月曜日(3/2)を予定しています。是非Club Model Electronicの新コーナー”Journal”で音の方もチェックしてみて下さい。