音楽の「認識の溝」を埋めることより、大事なこと
その人の聴いてきた音楽のルーツ(原体験)や置かれている状況によって、音楽の聴き取り方や認識の仕方は当然違うものです。作り手の立場から、その「認識の溝」を全て埋めることは出来ません。今ベストだと信じていること、自分として「最善」だと思うことをしっかりこなすことが大事だと考えています
その人の聴いてきた音楽のルーツ(原体験)や置かれている状況によって、音楽の聴き取り方や認識の仕方は当然違うものです。作り手の立場から、その「認識の溝」を全て埋めることは出来ません。今ベストだと信じていること、自分として「最善」だと思うことをしっかりこなすことが大事だと考えています
Model Electronicのウェブサイトをリニューアルしました。音楽ジャンルや名義ではなく、「音楽が聴かれるシチュエーション」によって分類した楽曲ライブラリをフィーチャーしているのが、今回の特徴です。
Model Electronic Library Proは、弊社の楽曲を、ジャンル、特徴、BPMなどの分類で検索でき、放送、映像へのシンクロナイゼーション(同期)・ライセンスに関する許諾や使用料などに関するやり取りをよりスムーズに行えることを目指したものです。最近音楽を手掛けたCMなども紹介。
今回の目的は、より簡便・迅速に国内外のメディア関係者の方達に音源をライセンスが出来るような仕組みを作ることです。日本は海外の音源を「買う」「使う」ことには習熟していても、日本からそれらの国に「売る」「貸し出す」ことに関してはまだ疎いところがありますが、独立系アーティストやレーベルこそ、ライセンスの仕組みを学ぶ価値があると思います。
アメリカのディストリビューターから薦められて、iTunes で始まったソーシャル機能 Pingを始めてみたものの、自分の中ではこれら膨張しつつあるソーシャルネットワーク群との関わり方が次のフェイズに移行した感じがします。自分なりにこの「Go Social」が向かうものを冷静に捉えていきたいですね。
夕方、資料探しに神田に行ってきました。一度本屋に行くと全フロアを見て回らないと気が済まないので、事前に腹ごしらえをして出陣したものの、3時間位でグッタリ…(*_*;)。それ位今日は当たりが多くてのめってしまったということ […]
Tatsuya Oe Updated: 2024/11/6 水曜日
AIや機械学習の世界でサンプルデータの拡張/水増しをすることは常識のようになっているが、統計学的にも倫理的にも腹落ちしない場合がある。人間、つまりデータサイエンティストの主観やセンス、モラルが入る余地が大きすぎるような気がするのだ。学生ローン申請をサポートする米国のスタートアップがデータサイエンティストを雇い架空の学生400万人を捏造させたという事件は、極端な例だが上の「倫理的責任」を浮き彫りにしている。
現在新作の配信準備中で、米アグリゲーターのチェック(検品)を待っている。このプロセスで問題があって作業が滞った事はあまりないが、以前、全てのDark Modelのアートワークの左下に入れている「闇」という漢字のロゴをあちらのスタッフが勘違いして、「アートワークにQRコードを入れてはいけません!」と注意されたことがあった。こういう信じがたいヒューマンエラーが起こると、この手の事務・確認作業はもはやAIにお願いしたいなと思ったりする。
アメリカの食料事情を知ったお陰で、日本の状況についても考える機会が増えた。漁獲枠を巡ってしばしばニュースでも取り上げられるマグロ漁業についてのドキュメンタリーが放送されたというので、オンデマンドで見入っていたら、突然自分の曲(OE『Patterns of Passion』)が。耳に意識がジャンプしてしまってマグロが視界から消えた(笑)。音響効果担当の方、良質な番組で選曲して頂いてありがとうございます。