メイキング・オブ・MER『Anti-Crime Breaks』
新作『Anti-Crime Breaks: Thrilling and Badass Jazz Funk Tracks』は、70年代のクライム・アクションや刑事ドラマのサウンドトラックに通じる、タフでスリリングなブレイクビーツ・トラック集。この作品を作るに至った経緯や制作スタイルの変化などを解説。
新作『Anti-Crime Breaks: Thrilling and Badass Jazz Funk Tracks』は、70年代のクライム・アクションや刑事ドラマのサウンドトラックに通じる、タフでスリリングなブレイクビーツ・トラック集。この作品を作るに至った経緯や制作スタイルの変化などを解説。
現実社会で「存在意義がある音楽」を創り続けること。音楽が持つ「効く、貢献する」力(ポテンシャル)を作り手として決して無駄にしないこと。そんなことを考えながらこの2か月間、制作に取り組んでいました。
先日Youtubeで公開した『Dark Model – Orchestral Driving Electro Mix』ムービーの制作背景を解説します。音源制作のプロセスから映像の編集について。
Dark Model ファースト・アルバムからの楽曲3曲が Model ElectronicのYoutubeページに登場しました。「Ran (Resistance)」「Onibi (Demon Fire)」、そして「Fate」のアルバムバージョンです。お楽しみ下さい。
Dark Model 「Revenge Seeker」完全版の紹介。また、現在「アルバム」という形態でリリースすることに残されている意味について、音楽という時間表現のもつ物語性と併せて考察していきます。
ソーシャルメディア華やかなりし昨今、音楽の「伝え方・伝わり方」は激変すれども、音楽を創り、奏でる人がいることとそれを楽しんでくれる人がいること、そのシンプルでストレートな関係自体はこれからも変わることはありません。その関係を断絶させず、一層豊かなものにしていくことが、僕の音楽活動の基本形です。
プロユース(業務用)から始まったものが一般マーケットまで発展・普及した例は、枚挙にいとまがありません。そこでは必ず、使う側の想像力や工夫、フィードバックが大きく貢献しています。DJのための宣伝ツールとして開発された12インチ・レコードの話から、現在のコンテンツビジネスが抱える「ねじれの構造」の問題まで。
音楽と映像の関係について。タイトにそれらがシンクロする時でも、しない時でも、音は常に存在感を持っています。今回はゲーム「Need For Speed The Run」の事例も紹介しながら、音の使われる状況・意味合いを読み取ることについて説明しています。
サイケデリック+エピック+ドリーミーなギター中心のロック、もしくはエレクトロ的なロック/ポップなどの潮流がアメリカのインディーの世界ではしばらく続いています。その中から今回はNeon Indianを紹介
Tatsuya Oe Updated: 2024/11/5 火曜日
仕事や読書をしている時に聴く音楽はインストが大半を占める。毎晩のローテーションにはアンビエント、ピアノ・ジャズ、ブラジル、そして自分のSuchnessシリーズなどが入っている。ヨガやリラクゼーションに向くような音楽とは違って、邪魔にならない程度のリズムや緊張感、音楽として発見がある曲が好み。オーストラリアのジャズ・バンドThe Necksのこの曲は毎日でも聴いていられる。これが’88年に録音されたデビュー作だとは。
統計学で「ノンパラメトリック統計」と言われるものに興味があるのだけど、入門書だと知識中心の「お勉強」に終始していて、ピンと来ない。知りたいのは学者の名前などではなくて、病院間で異なるがん治療をした時に改善スコアがどうなるかとか、無軌道な関税政策が為替にどう影響を与えるのかとか、そういう生々しくて、自分の人生に関係のありそうなこと。お勉強と現実社会の橋渡しは、最近は人間よりもChatGPTの方が上手だったりする。
リーマンショック以降、『ブラック・スワン』(想定外の出来事、不確実性)に対しては誰もが敏感になったが、「今現在、確実に進行している良からぬこと」に関しては盲目的で、思考停止を起こしやすい。多くのミュージシャンにとって音楽業界が長らく暗澹たる方向に進んできた一方で、著作権という観点で見れば「リスク分散向きの、手堅い投資対象」であるとして、金融業界の連中の魅力的なポートフォリオ候補になった。次のブラック・スワンでこれがどうなるか。