このところ”Director’s Cut”の頃によく使っていた機材やパソコンを引っ張り出してきて色々と実験しています。僕は普段Protools用にMacを使っているのですが、トレンドと逆行して(笑)この5年位ますますMacもしくはApple離れを起こしていて、いずれは制作環境を全てWindowsに変えようかなと考えていたりします。Appleの革新性やブランド力、話題喚起力には敬意を表しますが、僕は仕事の現場やプロセスには洗練やスタイリッシュさを求めないタイプなので(プロセスなぞ本来泥臭いものです)、マシンとソフトを酷使してもストレスが少なく作業に没頭できる、そして長い期間使えるという点で、僕の中ではWindowsに軍配が上がってしまうんですね。最近音楽ソフトを色々と追加・変更する必要を感じているので、機材やバージョンアップのストレスで気が散らず、かつアウトプットのクオリティが上げられるような制作環境を今練っているところです。
とはいえ、アウトプットのためにあえて機材をグレードダウンする、もしくは減らすという考え方も同時に忘れたくないですね。道具を減らすことでアウトプットにより一貫性が出るということは大いにありますから。
ルパート・ホルムズの『Less is More』はラブソングなので僕が書いたような仕事術については語っていませんが(笑)、良い曲なので聴いてみて下さい。ストリングスアレンジとギターのハモリが好きです。
話は変わりますが、僕の周辺でジャン・ポール・ゴルチェの新しいコレクションがかっこいいという話が挙がっていました。007へのオマージュということらしく、確かにぐっとシックになって良いです(^-^)。ゴルチェの話題は既に様々なメディアでも取り上げられているので、今日はイギリスのファッション・デザイナー Gareth Pugh (ガレス・ピュー)の2011年コレクションの映像を紹介しておきましょう。昨年の今頃も彼のコレクションの映像をこのFindingsで紹介しましたが、いつもながら世界観が徹底してますね。