日々のつれづれと、その日のお気に入りを紹介するマイクロブログ『Day By Day』を月別にまとめたページです。今回は2023年4月分を紹介。最新の投稿は https://www.tatsuyaoe.com/microblog/ にて。
2023年4月30日
ウォール・ストリート・ジャーナルの「AI技術で自分のクローンを作ったら、どこまで相手を騙させるか」という企画が興味深かった。銀行の本人認証が一番甘かったというのは予想できるし、他のケースも(洒落のレベルなので)まあこんなもんかな、って気もする。ただ、このマイクロブログ程度の短い文章だったら、近い将来僕のクローンがある程度仕事してくれるようになるだろう。機械に安易にパターン学習されない、クセ強な人生を歩めということだと、勝手に解釈。
I Challenged My AI Clone to Replace Me for 24 Hours | WSJ - YouTube
2023年4月29日
Dark Modelのアルバム『Impulse』収録6曲をオーディオビジュアライザーにしてVideoのページにアップしました。お楽しみ下さい!https://www.tatsuyaoe.com/video-category/impulse/
Dark Model - Echoes of the Sun (Trancey / Epic / Choir / Uplifting / Electronic Rock) on Vimeo
2023年4月28日
昨年MacBook Proのロジックボードが壊れて放置していたのだが、ふと思い出してジャンク品を漁ることに。割と状態の良い品が50ドルで売られていたので、それを購入して元通りに復活!最近は専らWindows派だけど、昔はこの手のMacの改造とか修復をしょっちゅうしてた記憶がある。ちなみにCaptain Funk初期に活躍したのは、今見ると骨董品の様なこのPowerbook 145B。会社でA4の資料を作っていたマシンが大化けしてくれた。
Restoring a Macintosh PowerBook 145B - YouTube
2023年4月27日
メールを書いていて、久々に「マッチポンプ」という言葉が頭に浮かんだ。もちろん和製外来語なのだけど、日本のビジネス系のウェブサイトにこの「奥さん、キッチンはバイ菌だらけですよ!」的なアプローチが多いのは、やはり効果があるからなんだろうなあ。なんて思ってたら、今から12年前にこのブログで書いていた。人は誰でも、心にすきま風が吹いて弱気になると、この物言いにコロっと気持ちを持って行かれてしまうので注意。
悲観論者よ、そんなの誰が決めたんだ? | Tatsuya Oe - Japanese Blog -
2023年4月26日
僕は熱心なスパイ系の映画のファンではないけど、ボーン3部作は別格で、今でもDVDを時々見る。マット・デイモンの影のあるキャラクターとキレのある動きは当時世界中を魅了しまくった。ところで、BingのAIチャットに「ジェイソン・ボーンはどうやって生活費を稼いでいたの?」と聞いたら、「他の工作員や追跡者から、武器や装備、情報などを奪います」と返って来た。まあ、確かに(笑)。
Bourne escapes from the American Embassy in Zurich. The Bourne Identity - YouTube
2023年4月25日
昨日からAfter Effectsでビデオクリップを作っている。作曲続きで耳ばかり使っていたので、目を使うのは良い気分転換になる。音楽にしろ映像にしろ、何かしら制作に打ち込んでいる時が一番楽しく、リラックスできるけれど、今とは全く違う仕事に就いていたら、何に楽しみを見出し、何で気分転換する人生を歩んでいたのだろうか、と空想してみることがある。でも音楽は近くにあっただろうな、とか。
Gary Bartz - Music Is My Sanctuary - YouTube
2023年4月24日
かつて僕の曲 Captain Funk『Weekend』を「マイケル・ジャクソンが憑依したかのようだ」と評して下さったライターの方がいたが、この曲はジョージ・マイケルが憑依したイチローがマイケル・ジャクソンの『P.Y.T』を歌っているかのような、何だか絶妙な味わいのファンクネスがあって、結構ツボ。歌唱力が非常に安定しているので、さらに活躍して頂きたい。
2023年4月23日
Googleで「テキトー男」と検索すると、右側のカラムには笑顔の写真と共に「Junji Takada (高田 純次)」と現れる。BingチャットのAIに聞くと、「高田さんは、適当な言動や無責任な態度で知られていますが、それが逆に人気を呼んでいます」と返ってくる。張りつめた一日を過ごした後にそんな彼のトークを聞く。これ以上効果的な「心のストレッチ」はないのでは?
100万回再生のテキトー男・高田純次降臨!- YouTube
2023年4月22日
故・堺屋太一氏の名言で 「入りやすい入口には出口がない」というのがある。売上や勝敗など、最終的な成果についてのビジョンをきちんと描かないで、始めやすいからとか、みんな着手しているからという理由で事を始めてはいけないということ。確かに人は新しく始めたことに関しては饒舌になるが、それをどうしたいのか、またその結果どうなったのかに関してはうやむやになりがち。旧約聖書にも”Finishing is better than starting.”というのがあったっけ。
Speak No Evil - song by Wayne Shorter | Spotify
2023年4月21日
今日は図らずも1995年の阪神淡路大震災の事を思い出す出来事があった。当時東京にいた僕は、西宮にある実家に数日間電話すら繋がらず、メディアの報道で猛烈な被災の状況を見て唯々不安に襲われていた。幸い両親の命は無事だったが、震災は自分の人生観も確実に変えたと思う。一刻一刻を大切にし、自分の気持ちに正直に生きて、行動する。それが全うできたら、それだけで人生丸儲け。
Life - song and lyrics by OE | Spotify
2023年4月20日
僕はテクノ上がりのためか、低血圧体質な割に(?)作る曲のテンポが速い。最近はかなり抑えが効いてきたと思うが、初期の作品を聴くと、もっとテンポを落としても良かったかなと思う曲が結構ある。アメリカ人はBPMが速い曲は「ビジーだ」と言って苦手に感じる人が多いが、日本人の作る音楽はジャンルを問わずアップテンポの曲が多くて、これは国民性なのかなとも思う。2007年頃に作ったこの曲、今も気に入っているが確かに国際的には(笑)ちょっと速い。
THe WeekeND - YouTube
2023年4月19日
数年前に万歩計のアプリが反応しなくなってから、自分が毎日どの位歩いて(走って)いるのか全然把握していなかった。1週間ほど前に新しいアプリをインストールして成果を見てみたら、一日平均1万1000から2000歩歩いていることに。年齢も健康状態も人それぞれだから、巷でよく聞く「一日〇歩が良い」なんて説は信じないけど、それでも「どこに向かってんの?」って位に足を使ってるとは思う(笑)。
Walk On By - song and lyrics by D-Train | Spotify
2023年4月18日
Dark Modelの新作『Relentless』のマスタリングが完成しました。OE, Dark Modelと昨年末からずっと制作に取り掛かっていたので、遅まきながらようやく春が到来した感じです。リリース日など詳細はこれから練っていきます。それまではOE『Compositions in Blue』の曲をお楽しみ下さい。パート1,2と2曲収録されているこの「Circularity」は、自分で言うのも変だけど、OEらしい曲。
Circularity, Part 1 - song and lyrics by OE | Spotify
2023年4月17日
BingのAIチャットがなかなか面白い。割と込み入ったビジネスの話題でもテンポ良く答えを引き出してくれて、「この仕組み、一体どうなってんの?」と驚きながらも、どんどん質問してしまう。AIが世界中の情報やコンテンツを貪って学習精度を高めていく様は、コンテンツを作る人間としては複雑な心境だが、この流れはもう止められないので、最大限楽しくつき合う方法を考える方が得策だと思う。
Sadistic Mika Band - Silver Child - YouTube
2023年4月16日
アルバムリリースの時、一般販売用にCDの製造をしなくなってから何年か経つ。アメリカと日本ではCDが消滅するタイミングに大きく開きがあったので、渡米後も毎回CDをプレスしていたが、日本の流通に載せるためにアメリカで製造し発送するというのは、労力と管理の両面で結構大変だった。それにしても、2006年にレーベルを立ち上げた時はダウンロード販売がようやく普及しかけた頃だったのだから、ストリーミング全盛の今から見ると隔世の感がある。
Unicorn - song and lyrics by Kazumi Watanabe | Spotify
2023年4月15日
半導体露光機業界のトップを行く企業ASMLについてのNHKドキュメンタリーを見た(制作:オランダVPRO)。半導体業界と言えばかつては日本企業が各市場を独占していた印象があるが、今は相当影が薄い。その答えがこの番組の中に見え隠れしていた気もするが、門外漢の僕は論評するのではなく、自分の将来に役立つヒントをここから読み取りたいと思う。
ASML's Secret: An exclusive view from inside the global semiconductor giant | VPRO Documentary - YouTube
2023年4月14日
キプリングの有名な詩「If」に「If you can meet with Triumph and Disaster, and treat those two impostors just the same」という一節がある。大勝利と大惨事というのは、究極的にはコインの表と裏の様なもの。 若い頃はピンと来なかっただろうが、歳と経験を重ねるとこれはよく分かる。人生何が起こってもそんなに落ち込む必要もないし、そんなに舞い上がる必要もない。これはまさに「塞翁が馬」の意味するところ。
If by Rudyard Kipling - Read by Sir Michael Caine
2023年4月13日
イントロを聴いた瞬間にその曲が流行った時代の気分に引き戻されるような、強烈な印象を持った曲がある。オリジナルの『I like it』は82年リリースだが、日本で浸透したのはカバーVerがヒットしたR&B全盛の90年代だろう。この曲を聴くと当時の様々な出来事や懐かしい面々が走馬灯のように甦るが、良い曲は楽しい過去も苦い過去も良い思い出に変えてくれるから不思議だ。
I Like It - song and lyrics by DeBarge | Spotify
2023年4月12日
ポッドキャストからブログまで、仕事の参考として読む物や聴く物は殆どが英語ベースなので、いつも自分の英語力の壁を感じる。日本語の様に全てをスピーディーに一発で理解出来ればと思うのだが、それがなかなか。いや、実際は日本語の時だって内容を完璧には理解していないのに、脳に「理解したふり」サインを送って安心しているだけなんだと思う。英語の場合でもそれが出来さえすれば良いんだというのは分かっているのだが、それがなかなか。
Rio Babilônia - song and lyrics by Jorge Ben Jor | Spotify
2023年4月11日
Dark Modelのアルバムのミックスダウンが佳境に入ってきました。今取り掛かっているのは、トラック数が200近くある曲で、しかも途中でテンポが2回変わるので、自分でも作業していて嫌になる位に目を配らなければならないポイントが山積み。Dark Modelのアルバムを仕上げた直後は毎回、もう制作はしばらくいいや!と思うのだけど、1週間位経つともうその気持ちを忘れて次の作品を作り始めている。
Don't Stop - song and lyrics by iSH | Spotify
2023年4月10日
日本で知財(知的財産権)と言うと、現場の声よりも弁理士らが金科玉条的に説く特許の話が目につくが、実際のビジネスにおいては特許に関係なく知財のライセンスで稼いでいるケースは沢山ある。日本で取得された特許の半数は未利用である上に、米国でも出願した日本発の特許はその半分以上に英語に不備があり、実際には効力がないか、裁判で負けるジャンク特許だという。「儀式」に膨大な時間とお金を吸い取られて仕事をした気になっている、典型的に残念な話。
このままでいいのか米国特許出願
2023年4月9日
全米で最も恐れられる投資家の一人、カール・アイカーンについてのHBOドキュメンタリーを見た。彼といい、マスクといい、公然と相場操縦やインサイダー取引にしか見えないような行動を取るのは、司法や政界に睨みを効かせた上で確信犯(誤用)でやっているのか、単に抑えの効かない子供じみた闘争本能や自己顕示欲でやっているのか、判断が難しい。ただトランプ然り、この「でっかい子供パワー」がアメリカでは意外と根強く、侮れないのは事実。
Icahn: The Restless Billionaire | Official Trailer | HBO - YouTube
2023年4月8日
出来れば使わない方がいいが、これを言えば相手がぐうの音も出なくなるセリフに”Who do you think you are?(何様のつもり?)”というのがある。日本はさておき海外生活では、瞬時にこのセリフで切り返さざるを得ないような状況が結構ある。ただそれは仕事においてではなく、買い物や郵便局、ジム、あるいは旅行先とか、再び関わることがなさそうな場所が殆ど。残念ながら、こういう「今を切り抜けるための英語」は学校では教えてくれない。
Jean Knight - Mr Big Stuff - YouTube
2023年4月7日
今週OEをリリースしたばかりですが、Dark Modelのニューアルバムのアートワークが既に完成しました。現在ミックスダウンと曲名をフィックスしているところです。昨年後半からDark Modelは3タイトル/4アルバム、OEは2タイトルと、結構なペースで制作していますが、創りたいものはまだまだあります。人生は一度きり。やれるうちにやりたい事をやっておきましょう。遠慮や足踏み、先延ばししても許してくれるほど、時間の神様は優しくないから。
Time Won't Wait - song and lyrics by Jamiroquai | Spotify
2023年4月6日
以前も書いたように、僕はマルチタスクというのは好きではなくて、「一つが終わってから次の一つに集中」したいタイプなのだが、ここ最近自分が計画していたスケジュールに乗っかる形で色々なタスクが舞い込んできて、悠長に構えていられなくなってきた。こういう場合は「先の数時間」のことだけ考えて集中することにしている。翌週のことはもちろん、明日の事すら考えない方が僕の場合うまくいく。スパンを短くすれば全ては再びシングルタスクになる。
Return To Forever - Medieval Overture 1976 - YouTube
2023年4月5日
トランプと彼の取り巻き連中を見ていると、「人間的にタフで強い」とアピールすることを「(本当は自分が悪いと分かっていても)認めない、謝らない」ということに確信犯的にすり替えているのか、それともその違いが本当に分からない位に「アカンやつ」なのか、よく分からないことがあった。そんなことより今は、なぜ(自分が使ったように)確信犯という言葉が誤用されるようになったのか、そちらの方が断然気になる。
第56回 「確信犯」、間違って使ってませんか? - 日本語、どうでしょう?
2023年4月4日
昔から馴染みはあるけど、映像が存在することをつい最近まで知らなかった曲というのが結構存在する。このDayton「Sound of Music」は、それこそ何千回リピート再生したかという位に聴いてきたフェイバリット・ソングだが、メンバーの顔写真すら見たことがなかった。数年前初めて彼らのスタジオライブ映像を見たのだが、ブレザーにネクタイ姿でヴォコーダー・ファンク、という取り合わせは意表を突かれすぎて、今度はこの映像をリピート再生する事態に。
Dayton - The Sound of Music - YouTube
2023年4月3日
「日本でエリートと呼ばれても海外では低学歴だ」、という記事を見た。正にその通りなんだけど、僕は学歴の高低よりも、自分の運命を切り開いていこうという「意欲」の高低が問題だと思う。高学歴でも低意欲ならば、学歴問わず意欲の高い人が最後は勝つ。野口悠紀雄氏は「人間だけが勉強によって、生まれたときの運命を克服できる」と仰る。僕ならこれに「行動(する勇気)」を加えて、「勉動」かな。なんか「漫勉」みたい(笑)。
Amazon.co.jp: 超「超」勉強法――潜在力を引き出すプリンキピア: 野口 悠紀雄
2023年4月2日
明日4月3日はいよいよOE『Compositions in Blue』の発売日です。ダウンロード、ストリーミング・サービスの情報はTopicsのページで更新していきます。Bandcampでは一日早く今日リリースを開始しました。全曲試聴出来るので、下のリンクから是非お立ち寄り下さい。
Compositions in Blue | OE (Tatsuya Oe)
2023年4月1日
アメリカ人の平均寿命が過去2年間で2.7年短くなっているという。保守系の英国人が書いたこの記事では「アメリカ人はイギリス人より裕福なのに、早死にする。理由は、お金を持ち過ぎだからだ」と分析する。銃、ドラッグ、自動車など余分なものにお金を使って、結果健康を壊し、命を縮めていると。これらのことはアメリカに住めば瞬時に見て取れることではあるけど、この明白な事実を素直に認めるアメリカ人は驚くほど少ない。
Why are Americans dying so young? - The Post