先日マシン運に恵まれないと書きましたが、結局先週からプリンタ&Mac,Windows 立て続けに壊れ、ウチのパソコンでまともなのは今書いている旧式 Macと Linux のみという状態まで追い込まれていたのです。しかしその後長時間に渡る復旧突貫作業のお陰で、今は全て復活しました。結局修理センターの類はどれも役に立たなかったけど…(苦笑)。自分で調べて直すが一番!
先週末Tomoko Mukaiyama(向井山朋子)さんのピアノコンサートに伺い、彼女の “Tessera” (OE “Director’s Cut“収録)の生演奏を堪能してきました。彼女の解釈はとても斬新で、一つ一つのパッセージが新たな生命力を持って跳ねるがごとく、瑞々しく奏でられていく様に魅了されました。これまでに体験したことのない、原作と編曲の生き生きとした関係を見出した次第です。向井山さん、素晴らしい演奏をありがとうございました!
ミニマリスティックでいて華もある彼女の演奏は、ショパンやバッハの楽曲すらデジャヴ(慣れ)を感じない位に新鮮な佇まいを持っているので、僕の”Tessera”も、今後どのように変貌していくのか今からとても楽しみです。先日ネザーランド・ダンス・シアターのイリ・キリアンとも共演をされたとのことですが、向井山さんと僕が現場やレコーディングでどういった可能性を 見出せそうか、お互い前向きにアイデアを練っていければと思っています。僕が立ち上げたレーベル Model Electronic では OEサイド、もしくはその延長上にあるものも積極的に披露していくつもりですので、ご期待ください。
と書きつつ話題は Captain Funk の方に戻ります。先日仕上げたセルジュ・ ゲンスブールのトリビュート曲は、既に海外盤がリリースされている”Monsieur Gainsbourg Revisited” 日本盤に収録される予定です。この企画盤には、Franz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド), Tricky(トリッキー), Portishead(ポーティスヘッド), Placebo(プラシーボ), Cat Power(キャットパワー), Carla Bruni(カーラ・ブルーニ)、その他大勢のアーティストによる定番のゲーンズブールの曲のカヴァーが含まれています。僕が参加した楽曲については今後のお楽しみに!ですが、アレンジの方はなかなかに2006年&ロックしている と思いますよ。
この勢いで自分のアルバムも早く仕上げたいよなぁと思いつつ、このコーナーを「アルバム制作カウントダウン日誌」にすれば強制力が付いてガムシャラになれるかな…、とも(笑)。