寒いと外に出る気がしないから仕事をする、というわけではないのでしょうが、先日紹介したリーナス・トーバルスの生まれ故郷フィンランドの子供はやたらと数学(自然科学)が得意だそうです。
日本人の子供の学力低下が嘆かれるようになって随分久しいですが、まあ日本ほど娯楽と刺激の飽食状態にあっては、勉強してる暇なんてないよって子供に開き直られかねないですよね(笑)。もちろん勉強じゃなくても何か寝食を忘れるほどが夢中になれるものがあるならば、それだけで十分だとは思いますが。
先日読んだ「非属の才能」という本で、著者の山田玲司氏は「テレビは絶対に見るな、ネットも絶対に繋ぐな」と力説されていましたが、若干筆圧が高めながらも言わんとすることは分かります。日々否が応でも視界に耳に入り込んでくる情報の侵入者達を意識的にシャットアウトしないと、横並びで凡庸な存在になってしまうよという警鐘を鳴らしているのでしょう。
まあ、横に並ぶ安心感とかチルアウト感の楽しさも理解は出来ますが…。ただ、アップリフティングなBPM140の後に来るチルアウトもしくはカタルシスのような冷静さ、自覚したメリハリが必要なんでしょうね(自分でもよく分からない喩えです、笑)。
久々に聴いたブラジルはカルトーラの「人生は風車 沈黙のバラ」はテンションの高い日々の生活に清涼剤のようなメリハリをもたらしてくれます。「人生は風車(O Mundo é um Moinho)」、直訳すれば「世界は風車」だと思いますが、秀逸な日本語タイトルですね。カルトーラは紛れもなく非凡、非属のミュージシャンだと思います。