連休も後半に差し掛かりましたが、皆さんはどうお過ごしでしょうか?僕は今週はリミックス作業合間を縫って、江戸東京博物館で行われている山本寛斎さんの「熱き心展~寛斎元気主義」に行って来ました。
常設展示室の方で開催されているためか、また寛斎さんが元来持っている和テイストのためか、他の展示物とも違和感が全くなく楽しめました。内容は実際に足を運んでご覧になって頂くとして、個人的に以前から寛斎さんの仕事振りや型破りな行動力に一目置いている僕としては、彼のいわばグレイテスト・ヒッツを一気に堪能した気分で、とても満足でしたよ。最近出された彼の著書「熱き心 寛斎の熱血語10ヵ条」もお薦めします。
さてリミックスの方は、ドイツのロックバンドRadioPilot のものです。恐らく次のシングルになる曲なのだと思いますが、例によって原曲とはかなり違うアプローチで2本、ほぼ仕上げました。なかなか良いアレンジになったので、リミックスというよりも新たなバージョンとして聴いて頂きたいと思っています。
そう言えば、リミックスという90年代的な響きの言葉も、そろそろ再定義とか別のネーミングが必要なのでしょうね。ただ、そんな事は昔から考えていることではあるし、僕は音楽を言葉で説明したり知識で構成する事に以前に増して抵抗を感じるようになってきているので、楽しんでもらえればどうでもいいかなとも(笑)。
寛斎さんではないけれど、行動と情熱、感動があればそれで十分だと思っています。というか、それらに徹する「ひたむきな主体」たりうる事は、どんな言葉や客観を捻り出す事よりも大事なことだと思う、ゴールデン・ウィーク折り返し地点なのでした。