ラジオの電話インタビューや海外への荷物の発送やらに奔走していたのですが、この手の仕事は絵面(えづら)的にダイナミックな動きがないので、今日は文字中心でお送りしますね。明日はDJ、明後日から週明けまでスタジオでレコーディングなので、また動きのある絵が撮れるといいなと思っています。
そうそう、昨日は訳あって”Hey Boy,Hey Girl”のEnxtended Mix を作りました。より音がマッシブに、よりDJ的にかけやすい長さにしたのですが、僕本人のDJは相変わらずアナログ12インチ中心なので、やはり12インチが欲しいのが本音です。よく「アルバムのアナログ盤を出す予定はないんですか?」と聞かれるのですが、タイトにタイトに対応していかないと自腹商売ですのでね…派手な大盤振るまいや一発狙いで自爆するより、着実にやっていきたいと思います。でも、サウンド自体はこれからも着実なもの、安全パイなものは作らないのでご安心下さい(笑)。
先日のDiana Ross & The Supremes に引き続き、今日は海外から2つほどリミックスの依頼の相談を受けました。一つは滅茶苦茶面白いネタを持ったレーベルのリミックスなのですが、この手の場合リミックスをしたい曲がアーティスト同志でバッティングする事も多く、まずはチョイスが大変です。ちなみに僕がリミックスしたいと思った曲は PeachesとLCD Soundsystem が名乗りを上げているとか…。まあ、どんな曲でもかかってこんかい!な気持ちで頑張ります。
そういえば、先日AppleのiMSを見たら、何故かフィンガー5の超懐かしいリミックスと、昨年手掛けたZombie Nation のリミックスの人気が高かったんですよね…、とても興味深かったです。フィンガー5の方は丁度ビッグ・ビート全盛の時に依頼された仕事ですから、企画側の意図としてはそういうリミックスを期待されたのでしょうが、あえてそういう”モロトレンド”なアレンジにしなかったことが今頃になって吉と出ているのかなと感じました。かなりキッチュなテクノポップになってます。
ただ、僕の場合そういった「バッチリなタイミングでバッチリなものを作らない」天の邪鬼さが弱点でもあるんですね。やっている最中はあまりレスポンスがなくて、何年か経ってから「あれは良かった」と好意的な反応や大きなレスポンスを頂けることが何故か多いのです。そしてその頃には既に自分でもやってたことを忘れてたり、興味が次に進んでいたりする…せっかちで待てない性格なのも災いしているかも知れません。
ああ、一度でいいからバッチリ時代とシンクロした人生を歩んでみたい(笑)。