20日、オルリー空港に向かい、ベルリン、シェーネフェルト空港へ。一日のステイに往復18万かかるJAL便、エールフランス、ルフトハンザ等のメジャー路線は選ばず、EasyJetという格安エアラインを選択したためチェックインに1時間かかりましたが、このEasyJet、ヨーロッパ内を移動するにはお薦めです。価格面でもそうですが、安全性やスタッフの対応も悪くないですよ。
シェーネフェルトからベルリンはミッテ付近のホテルに向かい、その後ドイツSony BMG に勤める友人と待ち合わせてから、EMMN(European Music & Media Night) の会場へ。これは音楽業界関係者が集まるコンベンション POPKOMM と併せて行われているイベントで、POPKOMMのナイトパーティー版といった感じでしょうか。ここでは沢山の音楽関係者と知り合うことが出来、非常に有意義な一晩でした。この日のライブに参加したデンマークのバンドDuneのリミックスを先日フィニッシュしたばかりだったのもあって、話が早かったというのがラッキーでしたね。Dune周辺のスタッフからラジオ局の人間、ドイツmyspaceのCEOまで、皆さんから笑顔で迎え入れて頂けて安心しました。Duneのマネジメントを勤める会社のボスがたまたま僕の友人の友人だったりで、世界の狭さをベルリンでも感じた次第。
その日に見たDuneのライブはとてもクオリティが高く、そして何といってもカッコ良く、僕の半分の年齢の子達(笑)がこれだけプロっぽいライブを披露しているという事実を目の当たりにして、ちょっと身の引き締まる思いでした。バックステージでも色々話をしましたが、メンバー全員本当にナイスガイ+ガールで、とてもハッピーな時間を過ごしてきました。Sony BMG Germany を始め、皆さんに本当に感謝です!
Duneのライブ写真は撮りそこねたのですが、その前に別会場で行われた(BMWのショールームを貸し切りで使っていました)Fertig Los! のライブのショットをご紹介します。彼等も平均年齢18歳だとか…。
翌日は単身でPOPKOMMへ。ここはmessedamという、ベルリン中心街から少し離れた場所で行われていて、会場はさしずめ幕張メッセという感じです。ここでは百を優に超える数のレーベル、音楽出版社等の関係者がブースを設置し、自分達の活動のプレゼンテーション、個別商談等を行っていました。僕も飛び込みで幾つかの出版社やレーベル、アナログプレスの会社等と商談をして来ましたが、次回はもっと準備をしてから臨みたいなと思いました。
でも面白いのは、飛び込みで行っても、そして弊社の様に設立間もない会社/レーベルであっても親身に話を聞いてくれるというところ。後で調べてみると僕が話した人はその会社のすごいお偉いさんだったりして驚いたのですが、肩書きや規模、経歴だけで門前払いせず、ビジネスとして接点のありそうなところは積極的にコミュニケーションを取るその姿勢には、多いに共感するものがありましたね。受付の時点で「聞いておりません」と言われてアウト、なんてことがない(笑)。
POPKOMM の後は、ウェブ上のサウンド・アプリケーションを開発している会社にお邪魔しました。その会社の社長は本当に素晴らしい方で、投資家との連日のプレゼンテーションで忙しい中、ベルリン市街を案内して頂いたり、ディナーをご一緒させてもらったりで、とってもお世話になってしまいました。もちろん仕事の話もしましたが、それ以上に彼の寛大さと博識ぶりに圧倒された次第です。
というわけで、たった二日ではありましたが、詰め詰めのスケジュールの中、沢山の方達の暖かさに包まれながら充足感たっぷりに終わったベルリンなのでした。