作業中に検索していて見つけたジェイソン・フリード”Getting Real” という著書を紹介します。37signalsという、Ruby on Rails の開発者が在籍していることでも有名なWebデザイン(?)会社のいわば「開発鉄則集」、心構え集のような冊子なのですが、文中でも書かれているように、Webやシステム開発だけに限らず、全ての創造的な仕事に当てはめて考えても妥当だと思われるような「本質論」が語られていますので、遅ればせながら紹介したいと思います。
幸い日本語化されているので、こちらのページをチェックしてみて下さい( 37signals “Getting Real Overview” )。共感できる部分が多いとともに、まだまだ自分の仕事のスタイルの贅肉の多さ、”No”の少なさに気付かされます。もちろん日本とアメリカでは社会環境が相当異なり、日本の社会において、スタートアップでここまでアグレッシブで強気なスタイルを実践するのは難しいでしょう。また、ジェイソンの個人的な好き嫌いでワークスタイルにまつわる善悪を一刀両断している部分も多少なりともありますから、その辺りを加味して読んでみて下さい。
(追記:上記著書は、2010年に「小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則」のタイトルで翻訳版が出版されました。)
無駄や回り道が全て悪いとは思いませんが(”セレンディピティ“って言葉もありますから)、自分の迷いを増やす、目的地を見失うような回り道はやはり無駄としか言いようがない。でもそんな無駄で時間や空間を埋め尽くしてしまうことって、人間は結構大好きなんですよね…自分も思い当たるフシがあります(笑)。
ビジネス的にリーンである(贅肉が少ない)ことはスモールビジネスにとっては死活問題、だが本質から外れた部分で偶然から降って湧いた幸運に身を委ねることもたまには必要。言い換えれば、無駄なく本質を追求することとセレンディピティのバランスをどう取るか、これは大きなテーマだと思います。
というちょいカタめな発見の後は、Happy Valentine Day ということで、Captain Funkチョコを作ってみましたというお話です。このチョコ、味もなかなかいけるので来年は商品化を…(爆)。