Dark Modelのニューアルバム「Saga」発売のお知らせと、米国ニュース/音楽メディアでのアルバム・レビューのご紹介です。第二弾も併せてお楽しみ下さい。
Dark Modelのニューアルバム「Saga」の米国盤が本日発売されました。Topicsのページでもお伝えしたように、日本ライセンス盤は株式会社ミュージックマインから4/5に発売・配信開始になります(流通:ウルトラ・ヴァイブ)。米国盤CD(写真)は既にAmazon.co.jpなどで発売されていて装丁はデジパック、日本盤CDはプラケースとなるとのことですから、お好みの盤を購入して下さると嬉しいです。詳しくは、Topicのページもしくは当ウェブサイトの「Saga」アルバムページをご覧下さい。
さてこの「Saga」、早速様々なアメリカの音楽/カルチャー系ウェブサイトで既にレビューを頂いています。今日の発売にあたってひとまずこれまでのレビューをまとめてみましたので、ここで紹介させて頂きます。こうしたレビューは殆どの場合うちのチームや外部スタッフから記事の存在を教えてもらうので、僕自身は随分後になってから拝見することが多いのですが、自分の音楽を熱心に聴き解釈してもらっていることを再認識し、心からありがたく思う次第です。
「『Survivors』は、エレクトロニック・サウンドで固められたリズムセクションと呼応しつつ、アンセム(賛歌)のごとく駆け上がるストリングスとクラシック的なオルガンのラインが、主旋律の役割を果たしている。2:20辺りで鳴り響くブラスをきっかけに、マリアッチ(メキシコ音楽)的な領域へと旋律がシフトし、3分辺りで再びシンフォニックなアンセムの歓喜へと還っていく。決して退屈になることのないこの『Survivors』と、続いて紹介する『Storm Goddess』は、オオエの創作の力量をよく表している。」
「オーケストラとエレクトロニックという二つの違う要素がぶつかり合うとどうなるか?いやはや、この仕上がりを聴けば、彼がその二つの要素をどれほど美しい形でまとめあげたか、圧倒されないわけにはいかない。」
「『Survivors』はアルバム『Saga』のリードトラックの一つであり、エレクトロニック・ミュージックとクラシック音楽を魅力的にクロスさせ、オオエの音のランドスケープを取り巻く世界観を作り出している。この曲は様々な音のキャラクターが活き活きとした形で動きを織りなしており、聴き進むにつれてあなたの脳裏に焼きついて離れなくなるだろう。」
「オオエは『Saga』を構成する13の逞しく扇動的な楽曲において、ドラマティックでシネマティックなオーケストラ・ミュージックの広がりと、エレクトロニック・ミュージックが持つ熱狂的にリズミカルでダンサブルな衝動性を融合させている。先行でリリースされた『Survivors』は、これら完全に異なる二つのジャンルを一つの魅惑的な全体像へと統合させるオオエの巧みな技を表すショーケースとなっている。」
「力強く、そしてリスナーを引き付ける形で、Dark Modelは現実と非現実の両方の世界のディテールを盛り込むことで、ファンタジー要素をタイトにまとめ上げ、この圧倒的で感動に満ちたコンセプト・アルバムを完成させた。」
「あなたがカラフルなキャンディの袋を持って、一つ一つの色を流し込みながら口の中で虹を味わっている姿を想像して欲しい。Dark Modelのアルバムを聴けば、これと同じことが起こる。ただしあなたのスピーカーを通じてだ。」
「Dark Modelの音楽を『壮大でエモーショナルな、ビート志向のエレクトロニック・ミュージック』であると自らが述べているように、私達はこのアルバムが受賞経験のある音楽プロデューサーTatsuya Oeから届けられた、新しく異質なサウンドであることが直ちに理解できる。」
「Dark Modelの音楽を聴けば、あなたはオーク、ウィザード、そしてダークなエルフたちとの究極のファンタジー・バトルに旅立つ身支度をしたい気分になるだろう。」