このところ投稿がパターン化していて恐縮ですが、今日Dark Modelのサード・アルバム「Flashback」がリリースされました。今回はCDは米国からの輸入盤のみになりますが、配信の方はApple Musicやアマゾン、Spotifyなど主要なサービスで利用できるので、日本の皆さんも何らかの手段でこのアルバムを楽しんで頂けるのではないかと思います。Topicsのページを参照して、ご自分が利用されているサービスでの状況をご確認ください。
アルバム・サンプラーを聴いて頂くとお分かりのように、今回はDark Modelとしては最もロック色、エレクトロニック色が強い一枚に仕上がっています。このプロジェクトを立ち上げた初期に作った曲をアレンジし直したもの、ファースト・アルバムや「Saga」に収録するにはエッジが強すぎて陽の目を見ていなかった曲、そしてここ最近制作した曲、様々なシチュエーションで作られた楽曲が収録されているのですが、こうして一つのストーリーボードに並べてみると、これまでとは別の、Dark Modelの「Badass(ワル)な」一面が浮き彫りになってくるのではないかと思います。ドライブにはもちろん、通勤時の士気高揚やジムでのワークアウトのBGMとしても活用頂けると嬉しいです。
ところで、先日のCaptain Funk「Ocean」然り、毎回日本盤のCDもリリースして欲しいというリクエストを頂くのですが、アメリカを拠点にしつつ日本でCDプレスや流通、プロモーションのケアを自分で切り盛りしたり、両者のバランスを取るのはとても難しいのですね(アメリカではWalmartのような量販店に流通されるようなテイラー・スウィフトやビヨンセなど一部のモンスター級のアーティストのアルバムを除けば、リスナーがCDを買うニーズは既に「消滅」していますから、Model Electronicのようなエレクトロニック・ミュージックのインディ・レーベルが未だCDをプレスしていること自体、結構奇跡的だとも言えます、笑)。
Dark Model「Saga」の時のように、日本のレーベルにライセンス盤をリリースしてもらうというのもありだとは思いますが、同じ言語を話していても海を一つ隔てただけで交渉を含めた仕事全般のスピードが劇的に下がってしまうことが多いので、「作るべき時に作り、リリースすべき時にリリースする」ことを最優先することにしています。このご時世、アーティストが自己表現を行う手段やメディアは数えきれないほどありますが、僕はやはり「レコード(録音物)」を制作し、残すことにこだわり続けたいと思います。。
今年は既に4枚のアルバムを制作、リリースしました(一般リリースは2枚)が、まだ今年中に作っておきたいものが沢山あるんですね。引き続きご期待下さい!