この作業、LAに月曜の朝8時(=日本では16時間後の深夜)までに最終ミックスを二つ届ける予定で進めていたのですが、相方(彼もLA在住) から弊社のサーバに転送(FTP)するのに非常に時間がかかり、国際電話で相手を起こしては素材確認しながらのミックスダウンとなりました。結果としては良いものが仕上がったのですが、このご時世にFTPでてこずるとは思わなかったですね。クラウドソーシングにはまだまだ課題が多いのが実情ですが、10年前では考えられない仕事のやり方ではありますから、あまり贅沢は言えません。
クラウドソーシングと言えば、海外ではクリエイター同士を結びつける、もしくはレーベルやギグのブッキングのニーズを取り持つマッチング系のサービスが数多く立ち上がっています。よく見られるのはレーベル主催のリミックスコンテストなどですが、音源ライセンス、シンクロナイゼーションなどに特化したプロユースのものも多く、face to face でコミュニケーションを取らなくても制作はもちろんのこと、ある程度はミュージックビジネスのチャンスを作れる環境が充実してきていることを実感しますね。
この辺りの内容についてはかなり専門的になってくるのでここでは長々と書きませんが、興味のある方を対象に、いつかの機会に情報提供やクリエイター(もしくは音楽出版社)から見たガイド/コンサルテーションが出来るようになればとも思っています。
そんな中、昨日は原宿に行く用事があったので、表参道ヒルズで行われているレスリー・キーの「Super Tokyo」に立ち寄りました。知り合いのクリエイターがこの「1000人ヌード」に被写体として参加していると聞いていたのでどんな感じなんだろうと興味津々でしたが、被写体の皆さん非常に快活な表情をしていて、こちらも気持ちがぱっと明るくなるような、生命力に溢れた写真展でした。
次にCaptain Funk情報です。5/7リリースの”Korea Platinum Edition” に先行して、昨日 “Call on Me” が韓国でデジタル配信されました!(Cyworld 商品ページ)。早速 Facebook 等でレスポンスを頂いて、嬉しく思っています(^-^)
既に見たことのある方もいらっしゃるかと思いますが、今日ちょっとウォン・カーウァイ氏の事を調べる機会があったので、彼が2007年に手掛けたChristian Dior “Midnight Poison” のCM映像を紹介しておきます。Muse の”Space Dementia” が悔しい位にマッチした、総合芸術的なブランディング広告に仕上がっていますね。音楽を心底愛し考え抜いたことのあるディレクターでないと作れない作品だと思います。