先週の晴天はどこへやら、さらに先週の高揚もどこへやら(笑)、再び曇天と締切のスタティックな日々に戻っております。今週末数日間お墓参りで実家に帰省するため、普段より焦り気味。と、まあ登校日の宿題チェックに慌てる小学生の様な心境なのですね、これはもう短パン履いて野山を駆け回るしかないです(意味不明、笑)。
自宅で作業をしている時、横でDVDを流しっぱなしにしていることが多いという話を以前しましたが、現在流しているのはこの”スミザリーンズ“。リチャード・ヘル出演のこの映画、案外パンク界隈でもあまり知られていない様な感じがしますが、’80sポストパンクやNew Wave、ファッションに関心のある方なら一見の価値はあると思います。あと、最近発売された”Women in Punk rock“も、Slitsやスージー&ザ・バンシーズの貴重なライブを見ることが出来るので、ご興味ある方は是非。
今日は’80sものの紹介が続いていますが、個人的にこの時代で今一番関心があるのは当時のアメリカのエレクトロニック・ミュージックですね。80年代に隆盛を極めたものの、「今でも普通にカッコイイとされる音楽」ではない、もっとメインストリームのきわどいものが、このところのツボです。上に挙げた様なパンク、ニューウェーブ・バンドがカッコいいのは当時から当たり前ですから、僕がいまさら再評価しようにも、新しい価値を皆さんに提案しようにもありません(笑)。
というわけで、何故か今とってもプレミアがついている”ナイトライダー”、そして現在進行形のDJ/ミュージシャン Alden Tyrell “Times like these“(iTunes)で締めさせてもらいます。これは明らかにいわゆる最近の「エレクトロ」の範疇の音ではなくて、目線が80年代のアメリカを向いてます。いや、「アメリカを向いていた頃のジョルジオ・モロダーの目線」かな、グラサンで目線分かりづらいのが難点(笑)。
というわけで、最後にJane Fonda “Work Out”, “All American Ads of the ’80s” まで紹介しないと気が済まなくなった次第(^-^;)。
で、なぜこんな話になったのか?ジョルジオの話はいつも挙がるので次はヤン・ハマー を…、いや、そういう事ではないんです。