レコーディングから戻ってきました。今日はあるカバー曲の作業で、「アフリカン・テイストを前面に出しつつ、ファンク調に仕立てた曲に生楽器とコーラスを添える」(長い…)というお題のレコーディングだったのですが、行ってみたら僕以外のミュージシャンは皆さん本当にアフリカの方ばかりでした。フランス語とアフリカ諸国の言語、英語、そして日本語が飛び交う大所帯の6時間セッションというのは、普段「異種格闘技上等!」な僕もあまり経験したことがなく、最初は自分のディレクションが上手く伝わるだろうかと少々心配でしたが、結果的にはとっても面白くて収穫のあるレコーディングになりました。
皆さん日本在住のミュージシャンですので、今度現場でも一同介してセッションしてみたいですね、なんて話をしながら帰ってきたわけです。アフリカ・バンバータとも親交があったりと、皆さん早いビートや電気モノにも全く抵抗がないという話だし、絶対面白いセッションになりそうなので、マジで何かの機会にやってみたいな…。
今日はその前に一つ英語のインタビューがあったので、何だか無性に(未だ一番しっくり来る)関西弁でこだま・ひびきの真似をしたい気分にかられております、そう、眉を細めて親指出しつつしわがれ声でね(笑)。
ここ最近あまり本を読めていないんですが、友達に教えてもらったこの本は是非買って読んでみようと思っています。今日発売のトーマス・フリードマン「フラット化する世界」。今日あるウェブサイトの記事で、専門家の方が「WEB2.0的世界は電車男的世界」というような主旨の事を書いているのを読んだんですが、言い得て妙な表現で面白いなと思いました。電車男は集合知の賜物というのは言い過ぎかも知れませんけど、みんなの知恵と情熱の賜物ではあるのかな…。テクノロジーが進歩するほど、人間支え合っていかないと生きていけないことを痛感する、というのも面白いものですよね。僕も日々痛感しまくりです。
で、今日は支え合いまくりのPolyphonic Spree(ポリフォニック・スプリー)、ではなく、未だスピンする度に「この曲誰ですか?」と聞かれる程のRunning Out (Extended)(iTunes) で。もう一年以上も使っている曲ですが、最近はこの手の音も日本盤がライセンスされてどんどんリリースされる時代ではないですから、少しでも浸透するように再び紹介しておきます。
辛口のアシッドが好きな方にはこの「あま~い」Hi-NRG(ハイエナジー)がかった音には少し抵抗があるかも知れませんが、激辛派かつ甘党、ちょいベジー寄りな僕にはしっくり来ます。先日紹介した Gary Low(ゲイリー・ロウ)や F.R.David(F.R.デイヴィッド) を思い出させる、20~40代までそれぞれがそれぞれの思いで聴けそうな1曲ですね。