今日は制作日誌は休憩、久々にCDを紹介します。ここ数年UKで成長しているジャンルGrime(グライム。とはいえニュアンスを説明しずらいので音をチェックしてみて下さい)の中でも歌ものを集めた“The Voice Of Grime Vol 1 “です。Youtube 辺りでは、フリースタイルのラップを載せた強烈なGrimeの映像を発見出来たりもしますが、なかなかあの”コミュニティ発”な雰囲気に対して僕らがリアリティを感じ取るのは難しい。このCDはそういう疎外感はあまり感じないで、普通に音楽として楽しめると思います(^-^)。
僕がスピンするタイプの音楽ではないけど、聴いているとインスパイアされる部分が多いダンスミュージックって確実にあります。しばらくチェックしていないと必ずシーンに変化が起こっている、そんな面白さはまだまだ残っていると思います。なんて感じながら、この “made for djs co.uk” のサイトなどでミックスを聴いたりするのもまた良い気分転換にはなります。
でも僕は日本から発信するダンス/エレクトロニック・ミュージックの可能性を探りたいという気持ちの方が断然強いですね。ダンスに限らずポピュラーミュージックの西高東低やレベルの格差は20世紀でとっくに終わってると思うし、僕は日本のクリエイター一人一人の底力、キレの良さと日本のリスナーの感性の豊かさを信じているから。
あとは自意識(=自信、覚悟)の問題だけだと確信してます。他に道を塞ぐものは、実は何もない。