新年明けましておめでとうございます。このFindings も9回目の新年を迎えました。引き続きよろしくお付き合いお願いします!
昨日は先日少しご紹介した展示会「The Performing Pot of Arts」(場所Plsmis、プラマイ)に行って来ました。普段舞台美術を手掛けている方達が中心となって出展されている展示会ですが、パフォーミングアートから衣装、刺繍アートやオブジェまで、展示されている作品の幅が広く、楽しい時間を過ごさせて頂きました。12日まで開催されていますので、機会がありましたら是非足を運んでみて下さい。
その展示会とは直接関係がないのですが、昨日ふと草月流の生け花の事を思い出しました。僕は生け花については全くの門外漢ですが、勅使河原宏氏の映画がとても好きだったこともあって、蒼風氏に始まる草月流のアプローチに関心を持っていた時期があります。僕は花に関してはさらに門外漢ですが(笑)、映画「いけばな」(「勅使河原宏の世界 DVDコレクション」に収録)辺りを見ていると、草月流の場合は「花を生けている」というのを越えて、時間・空間もしくは「次元を生けている」印象を受けるんですね。この「生ける」という感覚は、実は音楽、特にサウンドデザインにも大いに通じる部分があると思っています。
薀蓄(うんちく)や評論は僕の職業ではないので、いち表現者の勝手な思い込みとして受け取って頂ければ幸いですが、これを「配置する」とか「造形する」と言ってしまうと意味合いが限定されてしまい、「生ける」という言葉に込められている(と思っている)時空と「融合・共生」する感覚や「生けて、生かされる」双方向なニュアンスが失われてしまうような気がするんです。
そういう意味では音楽も時間との融合・駆け引きあってこそ成り立つもので、時間軸を一方的に支配するような暴力的な存在ではないはず…。といいつつ、情報の暴力にすっかり麻痺してしまった自分がいるわけですが(笑)。
話は変わり、Facebook のCaptain FunkページのURLが新しくなりました。新しいURL は https://www.facebook.com/CaptainFunkOfficial と随分スッキリしましたので、是非ブックマークをお願い致します(以前のURLでもアクセスには問題ありません)。
今日はどファンクやディスコは控えて上品めに(笑)、「ファーズ」で有名なベルギーのダンスカンパニー、ローザスの映像をご紹介します。彼らのパフォーマンスは「身体で時空を生けている」と言えなくもないように思うのは僕だけでしょうか?