パンツ脱ぎっぱなしで夢中で音楽を作る事と、そのパンツを自分で洗う事について考えてみる。
昨晩新たにトラックをアップしました。どちらも原曲は既にお馴染みだと思いますが、”Hey Boy, Hey Girl” はロングバージョンからの抜粋+若干の編集、”Call On Me” は今年の夏にDJ用としてアレンジし直したものです。”Call On Me” の方はかなりHi-NRGな感じになって、BPMも少し上がっています。まだこれは半日ほど作業した状態ですので、正式に皆さんに披露する時はもっと洗練されているんじゃないかと思います(新サービスにて配信リリース出来ればと考えています)。こんな感じで、先日の「ベータバージョン」のお話に繋がっていくわけですね。
さて、今日は朝からその新サービス(どうも小慣れない言い方だなぁ、笑)のフィニッシュ作業の続きをしているのですが、少し停滞してきたのでこのfindingsに逃げてきたというのが正直なところ。プログラムに関してはそれぞれの分野に職人的なエキスパートは沢山いるとは思うのですが、それを全て俯瞰して採算の合うサービスや魅力的なエンターテインメントに落とし込んでいく総合的な視点を持つ事とは別問題ですから、小規模プロジェクトの場合は、部分的に専門家が入ることでかえってバランスが崩れる、収益性が下がるなんて事が往々にしてあります。
エキスパートをジェネラリストに育てるべきか、ジェネラリストをある程度特定の領域を専門的にこなせるレベルにまで育てるべきか、なんて話はコンサルティングの本などでもよく見かけるテーマですが、僕にはこのエキスパート(スペシャリスト)、ジェネラリストという人種の定義が未だによく分からない(笑)。エキスパートもその分野である程度の周囲からの期待と社会的な責任、そして成果を負ってくれば当然、広い(=ジェネラルな)視野と知識、バランスを持たざるを得ないし、それが「成長」でもあるとも言える。そう簡単に世界を二つに分ける事は出来ないんですよね。どんなに特定の分野に造詣が深くて、それを天職としたとしても、「○○だけやっていたい」「××だけやれれば幸せ」という願望を実現できる期間、またそこだけに問題意識を集中していられるピュアな時間は人生の中で案外短い、ということかも知れません。
そんな事を書いているうちに、以前知り合いが昔の海外のロックスターの写真を指差して「この人、パンツ脱ぎっぱなしで、奥さん子供そっちのけでギター弾いてるに違いない」と言っていた事を思い出しました(笑)。
ところで、今日の写真はこの話とは全然関係なくて、数ヶ月前に買ったファッション誌“Issue One”です。写真の視点、スタイリングが新鮮で○でした。