今日は皆さんにご報告があります。僕は米国永住権(グリーンカード)の第一優先枠(EB1-1: Extraordinary Ability)の審査にパスし、9月よりアメリカのニューヨークに移住、活動の拠点を米国に移しました。普段このFindingsやNewsのページを見て下さっている方は、この数年間の僕の仕事や成果がアメリカからのものがかなり占めてきていることをお気付きだったのではないかと思います。”Sunshine”をリリースした2009年辺りから特に重点的に、12時間から17時間程度の時差がある中でNYやLAの人達とやり取りをしながらこれらの仕事を続けてきたのですが、質の上でも量の上でもより突っ込んだ仕事をしたいのならば、いずれはやはり現地に行って本腰を入れてやらねばという思いがあり、永住権の取得と移住を決意した次第です。
僕の様な独立自営業タイプの人間が、エージェントやマネジメントなど現地法人からの雇用証明やスポンサーなしで(=自己スポンサーで)アメリカで労働を自由に行うことの出来る選択肢・可能性は、実は非常に限られています。そんな中、日本にいながら比較的短時間で上記の永住権を取得するには、適切な専門家選びと膨大な書類によるプレゼンテーションを綿密に行うことが必須でした。昨年11月にNYを襲ったハリケーン「サンディ」の影響が残る最中にも惜しみない協力をしてくれた、現地の弁護士と周囲の方々には心から感謝しています。
周囲の方々、とは言いつつも、8月は会社周りの整理や出国の準備であまりに忙しく、実は殆どの関係者の方々にはご挨拶をするのが事後になってしまいました。9月初頭にNYに到着してからも仕事と並行しつつ不動産探しその他でマンハッタン中を奔走していたため、こうやってFindingsで皆さんにご報告するのも3週間後、という状況です。
今後の活動方針に関しては、実はここ最近の活動内容と根本的な違いはなく、それをさらに推し進めることが最優先事項です。Dark ModelやCaptain Funkなどのアーティストとしての楽曲制作・リリースが中心であるのはもちろんですが、それと並行してこの数年力を入れてきた米国での映像、映画、広告などへの楽曲ライセンス・提供の機会を更に増やすべく邁進するのみ。先日もジェニファー・ハドソンら出演による10月公開の映画「The Inevitable Defeat of Mister and Pete」に楽曲使用されることが決定、12月にはLAはハリウッドで行われる音楽ビジネスのカンファレンス「Sync Summit Hollywood」にパネリストとして参加する予定です。
最近の事例などは随時まとめてニュースのページやTumblrその他でも紹介していきます。もちろん日本からの制作等の仕事のご依頼もこれまでと変わりなく受け付けていますので、その際はcontactのページよりご連絡・ご相談下さい。
何はともあれ、来たからには勝たなければなりません(^-^)。最後にマンハッタンの新居からの眺めです。