今週は国内に加えて、アメリカ西海岸と中欧、そして韓国とのやり取りが多く、東京にいるのに仕事の時差が激しくなってきています。Findings を書くのは深夜が多いのですが、この時間LAは朝~正午辺りですから、業務のメールがひっきりなしにやってきて、中でも良い知らせなどがあると就寝前に興奮して困ってしまうこともあります(笑)。
とはいえ、時差を利用して各地域と別々に仕事が出来るというのはインターネット時代の醍醐味ですから、この少々ヘンテコな状況を大いに楽しむべきでなのしょうね。以前myspace 華やかなりし頃にブレイクしたティラ・テキーラのエピソードを何かの本で読んだのですが、彼女は当時世界中のファンとコミュニケーションを取るために不眠不休でパソコンに向かっていたとか。最近ワインの通販テレビの成功で有名になったGary Vaynerchuk(ゲイリー・ヴェイナーチャック)などは、Amazon.com での自分の著書のレビュー欄で、レビュアー(特にネガティブな評価をした人)一人一人に対して丁寧にかつ誠実に実名入りのコメントを書いていたのに驚かされたのですが、その執念とも言うべき熱意のありようを見ると、ここまでやれば突出した存在になるのも当然だと納得が行きました。
世間ではとかく「巧くやる」ことに関心が向けられがちですが、テクニックは概ね経験量に比例して身に付けられます。しかしこの熱意や執念だけは本人から湧き出て来ない限りどうしようもない。ノウハウは本やセミナーで現金化され、「愛はお金で買えるか、買えないか」という若干下世話な議論は頻繁にされていても、熱意(のみ)をお金で売買するという話はまず聞きませんよね。それ位熱意や情熱、執念というものは、崇高で得がたく、人材そのものと切り離しては考えられないという事なのでしょう。
そういった意味では、様々なエリアに住む熱意を持った人達に対してはもちろんのこと、そういった仕事が出来る環境作りを助けてくれるインターネットには感謝しなくてはなりませんね。
話は変わり、昨日からアメリカの Media 2 Radio(現Kings of Spins) というサイトにて “Piece of You” がピックアップされています。ここから各国のラジオDJ に向けて楽曲が紹介されていくのですが、早速各ラジオ局から嬉しいレスポンスを頂き、ありがたく思っています。具体的なフィードバックについては、ある程度まとまってからご紹介していきますので楽しみにしていて下さい。
今日はドイツの友人が Soundcloud での公式アップロードを教えてくれた、デンマークのバンド Dúné のCFリミックスDúné “John Wayne Vs. Mary Chain (Captain Funk Glitter Knight Club Mix)” です。もう3年前のリミックスになりますが、未聴の方もいらっしゃるかと思うので、是非聴いてみて下さい。友人の話によると Dúné のリミックスの中で一番人気があるとのことで嬉しい限りですが、自分でも気に入っている作品の一つです(原曲も良いですよ)。日本からは Beatport で購入できたと思いますので、もしご興味ありましたら(^-^)。