小出しに喜怒哀楽を表現していれば、世間の波に同調してパラノイアックにならずに済むような気がします。毎日小躍り、そして半笑い。いや、半笑いは不気味なのでやめましょう。
このところニュースは株価の下落の話題ばかりで、ただでさえ打たれ弱い日本人のメンタリティを更に弱腰なモードに誘導しているような気がしてきますよね。こういった景気の波、というか「雰囲気の波」は何度も経験しているので、ああ、また国全体が自滅モードに向かっているなぁなんて感じたりします。それにしても、未だにバブルというと20年近く前の某ディスコの映像が流れますが、まあ、それだけああいった光景が禁欲的な国民性からすると馴れない事態だった、よほど気分が舞い上がらない限り起こりえない、もっと言うと不謹慎な現象だったという事を伝えたいのでしょうね。ただ、ダンス自体が不謹慎なわけでも、日経平均が1万円を下回ると踊ってはいけないわけでもありません。ただ扇子は今持てと言われても嫌だと思いますが(笑)。
ダンスと言えば、先日のアメリカ民主党大会で、演説の間の待ち時間に、集まった数万人の老若男女の支持者達がEarth,Wind & FireやStevie Wonderで踊ったり合唱していたのを見てちょっとした衝撃を受けました(こういう音楽だから羨ましい、という意味ではなく)。皆さんもビル・クリントンがサックスを吹きまくっている映像をご覧になった事があると思いますが、日本では政治の場でのサックスは、セから始まる類似語と同じ位不謹慎な行為と目くじらを立てられるのかも知れませんね。でも、そんな目くじらを立てる人も頭の中は酒池肉林の妄想で一杯なのかも知れません(笑)。
少々脱線してしまいましたが、この国はとかく狂乱・高揚という異常事態と自滅・自戒の「気の落差」が激しいジェットコースター的なメンタリティが蔓延しやすいので、小出しに調子に乗り、小出しに自戒して免疫をつけておくのが良いのではないかと。ムッツリと半笑いはいけません(^-^;)。
と書いたものの、狂乱の後の反動はどの国でも当然あります。今やグリーンスパンが戦犯扱い、という現在のアメリカのお話ではなく、’70年代末期に起こった “Disco Sucks”運動(Disco Demolition)に関する解説をご紹介して終わりです。これは経済問題だけでなく、人種問題も大きく影響していたようですね(ビデオも追加しました)。