目下、あるドイツのバンドのリミックス作業に取り掛かっています。原曲がとてもキャッチーな曲なので、アレンジが何パターンでも浮かぶ感じで、手を動かす前からアイデアが湧き出ています。ああ、音楽作るの楽しいなぁ、ってデビューから10年経った今もそう思える事に心から感謝している次第です。
一生付き合うつもりで始めた仕事ですから、嫌いにならない、飽きない、止めない工夫をすることには細心の注意を払っているつもりではあるのですが、最初は衝動や達成感、充実感で始められた仕事も、案外(周囲や環境のためではなく)自分のモティベーションの変化が一番の枷になって萎んでしまうということも案外多いものです。そうならずに済んでいるのは、自分の音楽を楽しんでくれる人がいることを実感できること、そしてやはり、アホが付くほど音楽が好きだからに尽きるのでしょう。
「意地」というとネガティブな言葉に聞こえますが、好きだと宣言したものを好きで居続けるための「意地」って、意外と良い方向に作用するんじゃないかなと思う、10年目の春なのでした。
というわけで、今日聞いていたのは、高校生の頃自分の耳に革命を起こした(笑)一枚、Rufus featuring Chaka Khan “Rufusized” です。恐ろしくタイトで垢抜けたファンク。