まだまだ寒い日が続きますね、明日は東京も再び雪だとか。僕は雪が降るといつも、子供の頃、雪道の中登校中に何度も滑って転び、片手に持っていた(教室用の)座布団を空中に飛ばした思い出がよみがえります、何でだろう…(^-^;)。皆さん、雪の日は多少カッコ悪くても滑らない靴を履きましょう(笑)。
先日仕事の合間を縫って、草間彌生さんのドキュメンタリー映画「わたし大好き」を見てきました。タイトルから想像したものよりずっとシリアスな内容に思えたし、また事前にどこかで聞いていた「草間神話が良い意味でも悪い意味でも崩れます」な事もなく(僕が元々あまり神話や第三者の評判で飛びついたりすることがない人間だからかも知れませんが…)、より草間さんの世界観や姿勢、また彼女の偉大な足跡にリアルに、よりストレートに触れることが出来たように感じます。
道を究める事、自分の願望にひたすら正直、純粋であること。誰もがそんな人生を歩むことは出来ないとは思いますが、そういう思いを抱いたことのある方、今まさに追い求めている方達には示唆の多い作品だと思います。テレビ番組の様な脚色とか演出がかったナレーションもない分、見る人の触覚でどのようにでも見られますし。
(ちなみにこのドキュメンタリーの音楽は、OEバンドでベースプレイヤーとしてお世話になった栗原正己さん率いる栗コーダーカルテットです。)
「自分が大好き」というのは、まず自分の特性や願望を把握出来る眼力や、それを客観視できる洞察力を持っていることが大前提になるし、そういう自分と心中する気で(リスクを含めて)事に取り組むつもりだという、ある種の覚悟を決めた上で使われる言葉なんですよね。
もちろん普段あまりそういう重い意味でこの言葉が使われることはないですけど。