パラレルに色々な事をこなしていると、労働実感・充実感だけはありますから、なんか仕事した気分になる。でも大いに軌道を外れていたり、目標に叶った合理的な動き方をしないで、「実は何も進んでいない」なんて事もありますから、船乗りのごとく、しばしば進行方向と渡航距離を確認しないといけない。そんな事をこのところ考えています。
僕は「忙しい」という言葉があまり好きではありませんが、何をもって「忙しい」と表現するか自体人によって様々で、使い方が難しい言葉だなと思っています。
「(他人から与えられているという意識下の仕事で、強制的に)時間を占有されてしまっている」というのが「忙しい」の意味だとしたら、あまりそういう状態には持っていきたくない。でも「自分がやりたいこと、自分の課題をこなすことに時間を多く割いている、時間がかかる」ことも「忙しい」というのならば、喜んで忙しくしたいと思うのです。
つまり、この「忙しさ」を「自分のモティベーション、課題・問題意識を表すモノサシ」と捉えられるようにしていたいのですね。だから、よくある「忙しい人=無駄に時間がかかる人、要領が悪い人」とか「自分の意思に反して気の向かない仕事・用事を詰め込まされている人」みたいな意味では使いたくないし、そういうワークスタイルや仕事環境は是非とも避けたい。
ここを整理しないでこの「忙しい」というネガティブな響きが漂う言葉を使うことで、結構誤解や混乱が生じることがあるんじゃないかな、と思う次第です。
なので、「忙しい」とは言いたくない、でも時間はいくらでも欲しい(笑)、というお話でした。