アメリカのカレッジラジオWZIP-FM 88.1で、Captain Funk が “Dance Artist of the Week” に選ばれました。選んでくれた DJ Summer に心から感謝します。
myspaceの話はしばしばしていますが、今年の5月に始めてからというもの、国内だけでなく海外からのレスポンスが今までよりぐっとダイレクトに伝わるようになって、インターネットの影響力や可能性を今更ながらに感じています。
(パリのパーティー Club Sandwich で僕の”Hey Boy,Hey Girl”がテーマに使われ、Dior やKVA の人達、そしてUKにまで飛び火する、なんてのもその一例です。)
僕の場合、音楽柄ヨーロッパからの反響が多いのですが(中でもフランスが群を抜いて多い)、アメリカやオーストラリアも含め、彼らからしばしば 「”HEAVY METAL/HEAVY MELLOW” のCDをどこで手に入れればいいの?」と質問を受けます。皆さん各地でお店に問い合わせたり、リクエストしたりして頂いているみたいで本当に嬉しいのですが、残念ながら2007年10月現在、この2枚を正式に店舗販売している国は日本以外ありません(通販はアメリカとカナダのamazonなら買えます)。
それでわざわざ、日本に来る予定のある兄弟・家族の方に頼んだりされているパリジャンなんかもいます。皆さんあからさまにコピーしたりしないで、「正規盤をちゃんと買いたいんだ」と言ってくれるのが、このご時世にとてもありがたいところです。
myspaceでアップした曲は既に2万回の試聴を超え、各国からの「自分のエリアでCD買えない~」とリクエストの声を頂くにつけ、海外流通・デジタル流通をきちんと確立しないと本当にまずいなと思うわけですが、”Encounter with…” がパリのFnac やロンドンの Virgin で普通に売られていた90年代とは違い、今はCD を日本から海外にコンスタントかつ、ある程度のボリュームを持って流通(つまり物流とライセンス)させるには相当の力業が必要です(もちろん当時周囲のスタッフの多大な努力があったいう、固有の勝因も多々ありますが)。
もちろん、海外のレーベルとアーティスト契約を結んで初めから海外発で日本は逆輸入、というアプローチは今でも有効かも知れませんが、僕が今やりたいのはそういったアーティスト固有の事情(つまりアーティストレベルの課題)を解消することではなくて、 もう少しマクロ的な状況とか長期的な流れを切り開く土壌を作ることです。そのためにレーベル/会社を立ち上げた訳なので、徐々にそれらの課題を解決すべく形にしていきたいと思っています。
僕にとってはリスナーの皆さんの「聴きたい」という気持ちが音楽を続ける最大の動機なので、「聴きたい」人にもっときちんと届けたいし、入手困難な中でわざわざ探して聴いて頂いたり、入手困難でなくても大事に聴き続けていて下さるリスナーの方達のために、この半年間で得られたものを無駄にせず、前に進んでいきたい。インターネットでのコミュニケーションがそれらの課題を全て解決する訳ではないが、少しづつ今後のアクションへのヒントが見えてきました、というお話でした(^-^)。
最後に、個人的には100%アグリーではないが、ミュージシャンも必読であろう「ロングテール」を紹介して、また後日!