それにしてもこの蒸し暑さは何なんでしょう…、って今日は1万人位の人がブログに書いているのかも知れませんが、本当に暑いですね。でもこの感じだと、来週末のageHaのプールも盛り上がりそうで、それはそれで嬉しい、そんな複雑な思いで汗をかきかき坂道だらけの町を散歩する日曜日でありました。
そのageHaが終わってから10日間ほどヨーロッパに行くので、今そちらの準備も進めています。今回はDJツアーではなくてレーベル関係者に会ったり、音楽のコンベンションに参加したりの、ビジネスマンモード(?)なのですが、夜は視察やら、知り合いに会いにやらで、毎晩のごとくクラブやバーには出かけることになると思います。パソコンやカメラは持っていくと思うので、出来るだけこのFindingsでレポートしますね。
今日は少し毛色の違う一冊、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さんの起業する前に読む本」 をご紹介します。この金持ち父さんシリーズには基本的に不動産投資に話を持っていく傾向があるので敬遠しがちでしたが、この本は個人的に当たりでした。僕は思い切り起業しちゃった後に読んでますが(笑)、起業・独立してから読んでも、また起業とは関係のない方が読んでも、また、そもそも金持ちと父さんライフを目指さなくても、社会人(もちろんクリエイター含めて)の方ならば何らか得るところのある本だと思います。
この本が良かったのは、キヨサキ氏自身が不動産投資と本のヒットで成功を収めるずっと前の起業&失敗談を披露することで、彼の掲げる「起業の鉄則集」にぐっとリアリティ・説得力を持たせている部分です。彼のビジネスがナイロンとマジックテープで出来たサーファー用財布の製造販売から始まり、それでジェットコースターの様なアップ&ダウンを若いうちに味わったというのは全く知りませんでした。そういえば僕が小学生の頃、サーファー用財布がめちゃくちゃ流行って僕も一つや二つ持っていましたが、あの商品がキヨサキ氏を苦境に追い込んだとは…。
よく書店の入り口に積まれている軽いタッチの一攫千金本、説得力のない概念が並ぶ(夢がどうこうみたいな、笑)自己啓発本なんかとは違って、仕事やビジネスの理念、本質について非常にストレート、かつリアルに、「素手で書かれた」テキストだと感じました。経験も踏まえてこういう説得力のある内容を強気でかつ分かりやすく書ける人は、なかなかいないものです。