先日Forbesのインド特集のバックナンバーを見返していたら、あるプラント開発の会社の経営者のインタビューで、「我々は眠らない。他の人も眠らせない(で働く)」というコメントがあり、こりゃ世界もフラットになるわなと驚嘆していた次第(^-^;)。ウィプロというITサービス企業について書かれた本「インドの虎、世界を変える」によると、ここの社員は1日20時間以上仕事することもざらとのこと。まあ、長けりゃいいってもんじゃないですが、気合いと切迫感、使命感が尋常でないことは確かでしょう。
ここ最近のビジネス書のタイトルを見ると、効率論とかライフハック、整理術みたいな、どうも仕事に妙な(?)スマートさ、要領の良さを求める傾向が強いような気がしますが、僕はそういう絵空事的なインテリジェントや短期的にしか効果のないテクニックには殆ど興味がないので、上の様なインド本に書かれているリアリティのある話の方がよほど共感できるんですね。
本当の洗練は、愚直な経験とハードワークの連続からしか生まれないんじゃないか。
と、自分に言い聞かせる夏の終わりなのです。 よく分からん話になりましたね…。
もう一冊「パリの仕組み」、これは個人的に当たりでした。ハナエモリ、ケンゾーからアンダーカバーまで日本のデザイナーとパリとの関係を紐解くこの本、意外にも、森英恵さんのエピソードが一番興味深かったです。