最近なかなか夜中に外出出来なくて、付き合い悪く申し訳ないです、って一体誰に謝っているのかよく分からないのですが、何はともあれ激辛ブラックハバネロカレー(15倍)にハマっています(笑)。激辛も激甘もさして抵抗ないのは音楽譲りなのでしょうか…。
というわけで、今日は少し辛口ジャーマン・ニューウェーブの雄Gabi Delgado(ガビ・デルガド)(DAF)の“Mistress” と、キャラは辛いが音は甘い Angie Reed “Hustle a Hustler” 、そして辛口卵入りカレーといった感じのCassiusの新曲”Toop Toop” で行きましょう。
Gabi さんのこの作品は個人的にDAFよりも聴く回数が多い位にファンク愛鳥、いや愛聴盤なんですが、なぜか知名度的には地味な存在のアルバムですね。音はベルリンNew Wave goes to ファンカラティーナと言った’83年な風情なんですが、でも Haircut100(ヘアカット100)やファン・ボーイ・スリー等の軽快なUKっ子からはほど遠い、パンサーG型の重戦車&ダーク仕様ですので、この秋の英国寄りファッショントレンドとも大きく離れたラテンシャツに少々分の悪さを感じてしまう訳です…(笑)。今これをレコードショップで探すのは難しいかも知れませんが、この手の類は渋谷ではなく新宿のレコード屋さんに行くのが定石ですので、まずは新宿西口で待ち合わせて、百人町方面へ北上&指差し確認しましょう。
Angie Reed(アンジー・リード)は半年以上前に一度紹介しましたが、ジャケットが奇麗なのでまた載せますね。Eric.D.Clark のリミックスが Petula Clark な感じ(ノーザンソウル~スウィンギン・ロンドン)でお薦めです。最後の Cassius は Clash後期というか、Clashナイズドされた Radio4 という風情でDJスピンには向いているのではないでしょうか。とはいえ、僕は先月末購入してまだスピン未使用なんですけど(^-^;)。
今日紹介した音楽を聴き返すと、「黒い」音楽も解釈は様々だなと改めて思います。エスキモーは雪を表現するのに20種類以上の言葉を使い分けると言いますが、それに近い?いや全然近くないですね(笑)。見れば(聴けば)分かるのにわざわざ人間は言葉を饒舌に用意しなければ気が済まない、という意味で僕のジレンマには近いかな…。なんてシニフィアン&シニフィエ(バンド名ではない)な話はさておき、お土産で頂いたチーズケーキと和菓子を頬張る、激甘な夜明けなのでした。