ここ最近 findingsで自分の曲のデモを紹介していますが、そのお陰で頭の中で今後の計画がクリアになって来ました。クリエイターの中には完全に自分の中で煮詰めてからでないと披露出来ないという方もいると思いますが、僕はあまり煮込みとか思い込みとかに陥るのが好きではないので、フットワーク軽めを心掛けたいと思ってます。その割にアルバムが出ないのは何でや?とツッコミも軽快に、かつそそくさと次の話題へ…(揺)。
今日は新譜はお休みして自分のレコード棚から紹介しましょう。一つは Gino Soccio(ジノ・ソッチョ)”Face to Face” 。最近密かなイタロブームのお陰で名前が再浮上している感もありますが、僕よりもう一つ世代が上のサーファーディスコ世代の方々の間では、ダンスクラシックとして馴染んでいるお皿だと思います。10代の終わりの頃、その辺りのお兄さんお姉さん連中に色々と遊びに連れて行ってもらった時に現場でよく聴きましたが、当時完全ドス黒な音楽に夢中だった僕は「まだビートの粘りが甘いな」としたり顔な、生意気な小僧だったわけです(笑)。今聴くとそのクロくない感じもまた悪くないかも。
もう一つは Michael Sembello ”Automatic Man “(“Bossa Nova Hotel” 収録) の12インチ。これをイタいと見るかOKとするかはあなたのキャパにかかっています(笑)。彼の名誉のために少し説明しておくと、マイケル・センベロは本来は超のつく名ギタリストで、70年代はスティービー・ワンダーのバンドで大いに腕を鳴らしていました。スティービーのアルバム”Key of Life”収録の”Contusion“では素晴らしいリードギター・ワークを披露しています。Certain Ratio とか Heaven 17 など ’80s UKファンキー物はフツーにカッコ良いのでとっくに再評価されていると思いますが、これだって立派なシンセファンク、というか普通にチャート物ですな…(^-^;)。こういう音を追従した次世代のエレクトロ系アーティストがヨーロッパ辺りを中心に今後どんどん出てくると思いますよ。
おっ、奇しくも二人ともヒゲジャケ?何故か僕のコレクションはヒゲジャケ度が猛烈に高いのです(笑)。