皆さん、明けましておめでとうございます。先ほどテレビで日本の盛大なカウントダウンを見ました(こちらアメリカではまだ12月31日の午後です)。NYではタイムズスクエアでのカウントダウンを前に、ミッドタウン周辺は既に数日前からいつもに増して賑やかになっているようです。僕は今回も自宅まで聞こえてくる花火の音と方々からの歓声を楽しむのにとどめておこうと思っています(笑)。
昨年はDark Modelのアルバムを制作・リリースし、各方面から嬉しい反響を頂けたことが最も大きな収穫でした。この4,5年トレンドだった EDM の傍流の一つとして片付けられることもなく、また単純な「サントラ+ダンス」という、言葉の足し算で安易に解釈されることもなく、アルバム全編の音を聴き感じた上で評価をして頂けたことに感謝をしています。レーベルという立場で言えば、アメリカでCDをプレスして各国の店舗に輸出&流通させるという試みは初めてでしたが、リリースから半年を経た今もバックオーダーの連絡が頻繁に来るところからみると、まずは当初描いていた目標は達成したと言えるのではないかと思います。日本では、ディスクユニオン、アマゾン等で現在も順調にオーダーを頂けているようで、嬉しい限りです。
今年はこのDark Modelプロジェクトをさらに進めて行くことが最優先の課題です。夏くらいまでにセカンド・アルバムのリリースまで漕ぎ着けられるのが理想。とはいえ人生何があるか分かりません(笑)。昨年も思わぬ方面からフィードバックがあったり仕事・ライセンスの依頼があったりで、そういった外から起こる予想外の出来事や変化が次のアクションに良い影響を与えてくれることがしばしばありますから、自分の抱負や目標はあまりタイトに立てすぎないようにしています。本人が予測できる、もしくは想像できる世界なんて現実に起こる事柄のスケールや振れ幅に比べればちっぽけなものでしかないですからね。
最後に先日Youtube経由で番組のファンが教えてくれたミュージック・プレイスメント(音楽を映像に使用すること)、ジェリー・サインフェルドの人気番組「Comedians In Cars Getting Coffee: ジミー・ファロン」の冒頭でDark Model “Judgment Day”が使用されていることを報告しておきます。ジェリー・サインフェルドといえば、90年代にアメリカで国民的人気を博した(国民の4人に1人が見たということです)「となりのサインフェルド」で有名なコメディアンですね。その彼が最近手掛けているテレビ番組で、毎回セレブリティ(基本コメディアン)を招いて一緒にコーヒーを飲みつつ語らい、様々な車でドライブをするという内容のものです。今回ゲストだったジミー・ファロンは日本ではまだあまり馴染みがないかも知れませんが、今アメリカで最も視聴率が取れる司会者&コメディアンの一人で、ジャスティン・ティンバーレイクやポール・マッカートニー、ビリー・ジョエル、U2など、ミュージシャンとの共演も多い、音楽心のあるタレントです。ゲスト陣がいつも華やかなこともあって、彼が司会をしている「The Tonight Show」は老若男女から今大人気です。ただ、僕はその裏で放送しているライバル番組の「ジミー・キメル(キンメル)・ライブ!」の方が笑いのツボが近いので、そちらの方を見る機会が多いです。
何はともあれ、皆さんにとって2015年が素晴らしい年となるといいですね。今年もよろしくお願いします。