昨日Model ElectronicのSoundCloudにて、まずは2曲のフル試聴を開始しました。週末を中心に数曲づつアップしていき、最終的には下のウィジェットの収録曲が16曲になりますので、楽しみにしていて下さい。このウィジェットは埋め込み可能なので、皆さんのウェブサイトやブログでも活用してもらえると嬉しいです。
「Close to Infinity」
アルバム3曲目の”Close to Infinity” はパーカッシブなリズムにオーケストラがビルドアップしていくタイプの壮大で疾走感のある曲です。以前作った”Fire Back” という曲にも通じるリズミックなサウンドですが、この曲は”Fire Back”よりもメロディやハーモニーにより力をいれています。サウンドトラック的なスケール感はあれど、曲の構造やベースライン、ストリングスのリフの組み立て方などに、ダンスミュージック上がり(笑)ならではのドライブ感や時間感覚が織り込まれているのではないかと思います。この曲は割と早い段階で骨格が出来たのですが、こういうポリリズミックでしかもアンサンブルの要素の多い曲をあまりダンス的な視点でミックスしてしまうと、折角のパノラマ感(音の広がり)や弾力感が失われてしまうので、ミックスダウン&マスタリングの焦点を絞り込むまでにかなり時間を要しました。
「Onibi (Demon Fire)」
アルバム5曲目の”Onibi (Demon Fire)” はさらに疾走感と重量感のある、ドラムステップ/ニューロファンク(ただし拍子は7/8と変則的)的なビート&ベースを下敷きにした、スリリングな構成のオーケストラ楽曲です。タイトルに「鬼火(Wikipedia)」とあるように、夜の野山を駆け巡る怨念の火の玉がイメージ的なモチーフです。怨念というと負の感情を表すものではありますが、個人的にはもう少しポジティブに、人間が本質的に持っている「外に放つ感情のエネルギー、パワーの一つ」という側面でこの言葉を捉えています。今回アートワークで般若の面(Wikipedia)をモチーフに使ったのも、この能面に具現化された「感情のパワー」に(その歴史的な背景と併せて)興味があるからです。
次に、Findingsをお読みの方は既にDark Model のFacebook はご存知だと思いますが、埋め込み出来ることがわかったので、何となくこれも埋め込んでみます(笑)。ところで本日Captain Funk の Facebook は30,000 Like を達成しました。応援ありがとうございます!