ゲット・ダウン・アンド・ブギー
このマキシシングルには、当時のダンスミュージック・シーンでCaptain Funkの名前を一気に浸透させるきっかけとなった「Bustin’ Loose」「Kung-Fu Ska」「Twist & Shout」等の曲が収録されている。
デビューアルバム『Encounter with…』をリリースして間もなく、オオエはケン・イシイや電気グルーヴといったテクノシーンの先頭を行くアーティスト達から、彼らの楽曲のリミックスの依頼を受け始めた。また、自らレジデントを行うパーティー「MACHINEGUN」を東京で始めたのに加え、日本国内での数多くのDJイベントや、「Global Tekno」(フランス)のような海外音楽フェスティバルに招待され、パフォーマンスを行う機会が劇的に増えた。これらの経験を経て、シーンでの自らの立ち位置を際立たせるような、個性的でダンスフロア志向の強い楽曲を制作することにより力を注ぐようになる。
エレクトロニック・ミュージックを下敷きにしながら、R&B/ソウルやファンクといった彼独特の音楽的な影響を折衷的に織り交ぜたこれらの楽曲は、ファットボーイ・スリム、フレディ・フレッシュ、クラフティ・カッツなどトップクラスのビッグ・ビート/ブレイクビートのDJ達から高い称賛を受け、世界中のクラブやラジオでスピンされた。ファットボーイ・スリムことノーマン・クックがこのレコードを「F***ing insane!(とてつもなくイカレてる)」と評し、自分のDJ用に更にレコードが欲しいとリクエストしたというエピソードは、オオエのファンの間ではよく知られている。
「Twist & Shout」はSABU監督(出演:堤真一、松雪泰子等)の映画「Monday」(第50回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞・カリガリ特別賞・ドンキホーテ特別賞受賞)のテーマソングとしてフィーチャーされた。
Tracklist
1. Bustin’ Loose
2. Kung-fu Ska
3. Twist & Shout
4. Party Up (Boogaloo Reconstruction)