Dark Model – Saga

タグ: ダンスシネマティックエレクトロニックエピックオーケストラ。 Categories: Dark ModelModel Electronic リリース

“Unleash Your Inner Hero”
(心の中のヒーローを解き放て)

Dark Modelがよりプログレッシブに、よりメロディアスに、そしてよりドラマティックなオーケストラ・エレクトロニカを引っ提げて帰ってきた。力強いエレクトロニック・ビーツと繊細に重ねられたシンフォニックなサウンドの13曲で構成されるセカンドアルバム「サーガ」は、あなたを壮大でハイテンションな音の旅へと連れ出すに違いない。

このアルバムは、米国の第16回インディペンデント・ミュージック・アワード (The IMAs)で「ベスト・ダンス/エレクトロニカ・アルバム」を受賞しました。

Note: このページは主にModel Electronicから3月24日に発売される「Saga米国オリジナル盤・輸入盤」についての解説です。4月5日に株式会社ミュージックマインからリリースされる日本盤に関しては、当ページの「日本盤(ライセンス盤)について」をご参照下さい。

アルバム・レビュー

真面目に言う。これは聴かなくてはいけない。

(Johnny Taylor, 米ハフィントンポスト, 5点中4.5点)

『Saga』はエレクトロニック・ミュージックの達人による優れた、ビジュアルな想像力をかきたてられる作品である。現代的なテクノサウンドがアドレナリンを増幅させながら、あなたを危険、ミステリ、威厳に満ちたスリリングな冒険へと連れ出す。もしあなたが5秒のループとベースのドロップ以上の音楽をエレクトロニック・ミュージックに求めるのであれば、Dark Modelを掘り下げて聴いてみると良い。そこにはあなたが探索すべき全く別の宇宙がある。

(Jon C. Ireson, Music News)

疑う余地もなく、『Saga』は幅広く楽しめる芸術作品だ。そこには国、民族、年齢、場所、そしてジャンルの垣根は存在しない。

(Susie9mm, MIRP411)

このレコードは『無敵であるということは何か』ということについて語り、戦いを勝ち得てどんな弾丸もはねつける強い存在でありたいという基本的な人間の欲求について扱っている。そしてこのアルバム『Saga』を携え、Dark Modelは無敵である。

(Marie Flounoy, The 405)

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Dark Modelは音楽を売っているのではない。コンセプトを売っているのだ。そのコンセプトは、『ヒーローとしてのあなた』だ。そこであなたが体験するのは『音楽のバーチャル・リアリティ』に限りなく近い。

(Curtis Morgan, Mobtoronto.com)

本来上手く融合しえないはずの音楽を、楽しめる音楽、感動的な音楽に仕立てるという点において、オオエは明らかに天賦の才能を持っている

(Jon Niles, Gig Soup Music)

まるで『耳で楽しむ、壮大な冒険物語』のようだ。

(Yvonne Glasgow, Beat Dot Media)

『Saga』はクラシカルな組曲のドラマ性や激しさを好むインディ/エレクトロニック・ミュージックのファンだけでなく、モダンな音楽も好きなクラシック音楽のリスナーにも格好の傑作だ。

(Layla Marino, Ellenwood EP)

Dark Modelの音楽を聴けば、あなたはオーク、ウィザード、そしてダークなエルフたちとの究極のファンタジー・バトルに旅立つ身支度をしたい気分になるだろう。

(Substream Magazine)

トラックリスト&試聴

1 Prelude 2:02
2 Avalon 4:02
3 Rage and Redemption 4:56
4 Survivors 5:13
5 Inferno Suite 5:39
6 Labyrinth 3:55
7 Storm Goddess 5:36
8 Danse Macabre (Dance of Death) 5:14
9 Elegy1 4:56
10 Dawn of Resurrection 4:20
11 Rage and Redemption (No Choir Mix) 4:56
12 Inferno Suite (No Choir Mix) 5:39
13 Danse Macabre (No Choir Mix) 5:14

(全13曲新ミックス)
All music composed and produced by Tatsuya Oe
アート・ディレクション: Passion Yoko
CG: Yuichiro Akao
℗ © 2017 Model Electronic & Tatsuya Oe (NexTone/JASRAC)
CD Cat No: MECD-1005 (デジパック) 
UPC (Bar Code): 888295548816
Physical (CD) Distribution: Alliance Entertainment Corporation / CD Baby

アルバム解説

Dark Modelの音楽はオオエがキャリアを通じて普遍的に取り組んできた、「様々な音楽的なアイデアと要素を融合させて”音楽のナラティブ(ストーリー)”に仕上げる」というコンセプトに根ざしている。米Billboard誌の「The Year in Music」にも選ばれたCaptain Funk「Songs of the Siren」など、これまでのリリースでも聴かれるように、オオエは「音楽を通じて想像上のストーリーを組み立て、語る」ということに強い関心を寄せてきた。Dark Modelの音楽でもそのコンセプトは受け継がれ、このアルバムでは、英雄的な「Avalon」「Survivor」、世紀末的でアップリフティングな「Rage and Redemption」 「Danse Macabre」、内省的な「Dawn of Resurrection」など、テーマ音楽的な強度を持った曲が集まりアルバム全体を一つの壮大なストーリーを形作っている。それに加えて、「Inferno Suite」,「Storm Goddess」「Elegy 1」など、それ自体が「組曲」の様に小さなドラマの集まりになっている楽曲も含まれている。

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オオエは自分のプロダクション・スタイルを、アニメーションの制作に近いものと考えている。一人のディレクター/アニメーション作家がキャラクター、出来事、感情の起伏を「視覚的に」 発展させて一つの時間作品を完成させるように、オオエは「音楽的に」ストーリーを時間作品に落とし込むことを狙いとしている。Dark Modelでの彼のプライオリティは、いわゆる「スコア」のように、何か特定のビジュアル要素や映像を支える音楽とは異なり、(ポップミュージックがそうであるように)それ自身が一人立ちし、ストーリーを語る音楽を創ることである。
アートワークについて
オオエは当初からこのアルバムのアートワーク用に、自分の家紋をベースにDark Modelのシンボルを作るというアイデアを持っていた。封建時代、家紋は個人もしくは家族のアイデンティティとして、平時だけでなく戦時も使用された。当時の日本人にとって、家紋は(血統、ルーツ、信条などを含め)家族の絆をより強固にし、その強さと威厳を外に対して示す最も明確で効果的な手段だった。オオエは家紋にインスパイアされたシンボルを使用することが、自分のアーティストとしてのアイデンティを示すだけでなく、このアルバムのテーマ「聖戦」を象徴することにもなると考えた。このコンセプトの下、デザインチームが彼の家紋を変形・発展させてモダンなシンボルに仕上げた。

日本盤CD ライナーノーツ(抜粋)

北口大介(株式会社エディット)

「冒頭から個人的な話で恐縮だが、私は1996年から1998年まで「GROOVE」という音楽雑誌の編集者を務めていた。タツヤ・オオエが Captain Funkとしてシーンに現れたのはちょうどそのころ。現場の最前線に身を置く者として、その豊かな才能とスケールの大きさを肌身で感じ、「すごいアーティストが出てきたな」と思ったものである。

「GROOVE」から離れフリーの編集者となってからも、オオエ氏の動向には常に注目していた。アーティストとして作品を生み出しながら、2006年にはレーベル「Model Electronic」を立ち上げ、2008年には配信サイト「Club Model Electronic」を始動するなど、その活動ぶりは徐々にこちらの想像を超えたものとなっていった。

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海外とのダイレクトなやり取りにも目を奪われた。アメリカをはじめ、各国の映画やドラマ、CMなどに楽曲が使用されるケースが増え、その事例がオフィシャル・サイトにも頻繁に紹介されるようになった。ちょうど世界の動画視聴量が爆発的に増え始めようとしている時期であり、これが音楽の新しい聴かれ方の1つとなっていくであろうことを強く予感させた。

その動きに呼応するように生まれたのがDark Modelだった。2012年5月にプロジェクトが始動したDark Modelは、全面的にオーケストラ・サウンドを用いているのが特徴で、ビジュアルを想起させる力、ストーリーを語る力はオオエ氏のプロジェクトの中でも随一であった。

実は、作品にストーリー性を持たせることはオオエ氏が初期のころから取り組んでいるテーマの1つであり、そのことをインタビューなどでも語っている。「ダンス」と「ストーリー性」の融合に挑んだCaptain Funk 『Songs of the Siren』(2000年)のようなアプローチが、方向性の1つとしてDark Modelという形に結実したと見ることもできるだろう。

「動画時代」においてDark Modelは、ビジュアル・クリエイティブの起点となる、つまり映像を作る側にインスピレーションを与える力も持っていると感じられ、何か大きなムーブメントの始まりに立ち会っているような感覚を覚えた。

 2013年9月、オオエ氏は活動の拠点をアメリカ・ニューヨークへと移す。その後2014年5月にDark Modelのファースト・アルバム 『Dark Model』がリリースされた。これによって「ダークで世紀末的な要素が強いが、究極的には『暗闇から希望を見いだす、地獄を生き抜く』という、モティベーショナルな音楽」というサウンド・コンセプトが、より多くの人の知るところとなったのだ。(続く)」

ダウンロード / ストリーミング・サービス(2020年5月更新)

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(2022年2月更新)
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国外:欧米

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※日本盤に関しては「日本盤(ライセンス盤)について」をご参照下さい。

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日本盤(ライセンス盤)について

日本盤CDの製造・販売、日本国内での配信は株式会社ミュージックマインが行います(4月5日発売)。詳細は下記のウェブサイト等をご参照下さい。

CD型番: MMCD20022(JAN 4582116558218) ※日本盤CDはプラケース仕様です
ミュージックマイン・ウェブサイト
流通:株式会社ウルトラ・ヴァイブ

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Tatsuya Oe Updated: 11月 6, 2024